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私法上の法律関係やこれをめぐる民事裁判手続は、一国(日本)の中で自己完結するとは限らない。現実の裁判においては、例えば、外国に所在する者との間の物品売買契約にはいずれの国又は地域の実体法(日本法とは限らない。)が適用されるのか、このような者に対して日本で訴えを提起できるのか、できるとしてどのような手続が必要になるのか、といった問題が発生する。
そこで、本授業は、①国際的な私法上の法律関係の規律(狭義の国際私法)、②国際的な要素を含む紛争解決手続の規律(国際民事手続法)、③国際的な要素を含む取引の規律(国際取引法)を学ぶことで、上記のような事案を的確に分析できるようになることを目的とする。
This course aims at understanding the fundamental principles of (i) Japanese rules on conflict of laws, (ii) Japanese rules on international civil procedure, (iii) international trade law rules relevant to Japan. The students are expected to learn the practical operation of these rules and to improve the skills on how to properly apply them to cases with international elements.
本演習は、我が国における最近の治安課題を取り上げ、犯罪を中心とした人の行為に起因する危険から個人や社会を守るための我が国の施策を学び、治安課題への対応について理解を深め、施策の立案・実施等の実態を学ぶものである。治安課題、それを解決するための政策に触れることで、社会課題への向き合い方、論理的思考力、プレゼンテーション能力、ディスカッション能力を高めることを目的とする。
担当教員は、警察庁から派遣された実務家教員であり、警察庁や都道府県警察等の実務担当者、関係機関の専門家等を招き、最前線の治安課題について話を聞く機会や関連施設見学を設ける予定である(※ 日程調整がつく場合に実施)。
本講義では、社会問題に「法」がどのように関わっているかを学ぶことにより、問題処理能力を養うことを目的とします。法学とは、人々が共に暮らす社会をいかにして安定させるかを考える学問です。講義の中では、法についての基礎的知識を提供するとともに、それを踏まえた上で、現実の社会の具体的問題を「法的」に検討します。法を学ぶに当たっては、自分と意見を異にする人との対話が有益です。対話を通じて、物事の解決に唯一の「正解」は存在しないことを知り、自分自身で考えてみる訓練をすることが重要となります。
The objective of this course is to develop abilities in solving problems through learning how law is involved in societal issues. The study of law is an academic discipline that considers how to provide stability to society in which people live together. The lectures will provide basic knowledge about law, and on the basis of such knowledge, consider specific issues within actual society from a legal perspective.
財政・租税という事象を法学的に把握するというのが、如何なる意味を持つのかという租税法の方法論に始まり、課税という現象の様々な側面について、その方法論を適用すると如何なる姿が描写されるか、という知的関心に対応して授業は設計される。本授業においては、具体的な租税法律の解釈論についてはほとんど講義しない。その深淵にある理論的基盤に接触を図ることによって、財政政策・租税政策の内容そのものについて法的なコントロールを及ぼすための視座を獲得することを目指す。 This course teaches the basic theories of fiscal policies and tax policies. The following topics are covered: income taxaiton, consumption taxation, gerenal theories of tax law and international taxaiton. You are required to learn to suggest your persuasive solutions of some legal problems about taxation.
本演習では、民事訴訟法の基本的な理解を確認しつつ、実務的な観点を踏まえて問題を解決する能力を養うことを目的とする。本学法科大学院でも用いられている教材(三木浩一=山本和彦編『ロースクール民事訴訟法(第5版)』)の中から重要と思われる問題を取り上げて学習することで、法科大学院での学習の橋渡しとなることを目指す。
This seminar teaches the basics of the Civil Procedural Law especially from practical points of view. The textbook in Tohoku Lawschool is used in this seminar: K.MIKI/K.YAMAMOTO, Law School; Civil Procedural Law.
最近の裁判例・論文・立法等を素材としつつ,今日の刑事訴訟法が当面している基本的問題について検討を加えることにより,刑事訴訟法に関する知識・理解を深める。
This course aims (1) to provide a basic understanding of criminal procedure in Japan and (2) to develop problem analysis and proposal abilities for research in this area through discussion of various topics.