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行政法法曹実務演習

前期 火曜日 4講時. 単位数: 2. 科目区分: 学部演習. 授業形態: 演習. 対象学年: 3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

1回毎週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

Classroom、メールによる。必要に応じて、共同作業用のアプリを導入する。

初回授業日等

4月9日(火)

授業の目的と概要

行政法に関する判例を精読し、行政法の理解を深める。個別法の読み解き方についても習得する。


This course aims to enhance understanding of administrative law through intensive reading of the precedents and statutes.

授業内容・方法と進度予定

下記『精読行政法』を参考に、各自の興味のある判例を選んで報告し、全員で討論する。
自分の報告判例については、文献調査、レジュメ作成等の準備が求められ、他の参加者の報告判例については、あらかじめ読んで疑問点等をまとめたうえで、討論に積極的に参加することが求められる。

第1回 ガイダンス・担当決めなど
第2回 担当者による模擬報告:貸金業法事件
第3回 個別法の追いかけ方:興津征雄「法学の出発点としての条文」法学教室451号10頁
第4回 判例を分析した文献を読む:鵜澤剛「ストロングライフ事件」法学教室447号17頁
第5回~第10回 行政法総論判例を読む
 下記の事件が、例えば、候補となる。
 ・自動車一斉検問 ・浦安鉄杭事件 ・被災者生活再建支援金支給取消事件 
・呉市学校施設目的外使用許可事件 ・獅子島事件 ・老齢加算廃止事件
 ・「宮本から君へ」事件
第11回~第14回 救済法判例を読む
 ・健康保険被扶養者認定通知事件 ・墓地埋葬法原告適格 
 ・厚木基地訴訟 ・辺野古基地訴訟 
第15回 まとめ

学習の到達目標

・行政法判例を正確に読めるようになること。
・文献を調査し、報告内容を組み立て、レジュメを作成し、参加者の前で口頭報告し、参加者全員で議論できるようになること。
・行政法の体系的な理解を深めること。

成績評価方法

平常点による。報告内容(レジュメを含む)および議論への参加状況を総合的に評価する。

教科書および参考書

海道俊明ほか『精読行政法』(弘文堂、2023年)を教科書として用いる。

授業時間外学習

報告担当者は、該当判例について当時の条文を調べたうえで、当該判決の構造を説明できるようになること。
また、学生らの討議の素材となるような質問を考えてくること。
報告者以外の者は、当該判決を読み込んだうえで、各自で質問を考えてくること。

その他

負担はかなり重いと思われますが、しっかりと読む力をつけましょう。
少なくとも行政法総論は受講済み・受講中であることが望ましいです。

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