413 件ヒット (0.021秒):
有機化学の目的は有機化合物の特性を理解することである。創薬化学実習1においては、有機化合物を多面的に捉えその合成を行うとともに、反応の理解を深める。また合成化学に不可欠な有機化学の基礎的実験操作を学習するとともに試薬、器具の安全な取り扱い方も修得する。さらに、医薬品の原料として重要な薬用植物に関する実習を行う。日本薬局方に収載されている生薬の基原植物を中心に、附属薬用植物園で栽培されている重要な薬用植物の形態を観察し、味やにおいを確かめるとともに、利用部位、含有成分、用途について学習する。
This course provides practical training in the basic techniques of the standard organic chemistry laboratory, such as separation and characterization techniques. Experiments involving the synthesis and reaction of simple organic compounds are introduced. Fieldwork in the Experimental Station for Medicinal Plant Studies is also included in this course.
有機化学の目的は有機物質の特性を理解することである。創薬化学実習2の前半部分では、創薬化学実習1に引き続き、有機化合物の合成を行う過程で反応の理解を深め、基礎的実験操作を学習するとともに試薬、器具の安全な取り扱い方を修得する。
後半部分はPart 1とPart 2の2つの部分から構成される。Part 1では生薬・天然物化学に関する実習を行う。動植物や微生物の代謝によってつくり出される天然物は、古代より様々な形で利用されてきており、なかでも医療分野における重要性が高い。本実習では、生薬・槐花に含まれるフラボノール配糖体ルチンに関する実習を行い、天然物の単離、生合成酵素反応の解析、スペクトルデータ解析による化学構造の決定法などの基本操作を学ぶ。一方、Part 2では、医薬品の原料として重要な薬用植物に関する実習を行う。本実習では、日本薬局方に収載されている生薬の基原植物を中心に、附属薬用植物園で栽培されている重要な薬用植物の形態を観察し、味やにおいを確かめるとともに、利用部位、含有成分、用途について学習する。
In continuation of General Training in Organic Chemistry 1, the first half of this course continues to provide practical training in the basic techniques of the standard synthetic organic chemistry laboratory. The second part of this course provides practical training in the basic techniques of the isolation, derivative synthesis and characterization of natural products. Fieldwork in the Experimental Station for Medicinal Plant Studies is also included in the second part.
多くの医薬品は有機化合物である。従って、創薬における有機化学の役割は極めて大きい。更に、将来、薬学に携わる研究者には、合成系、生物系を問わず低分子有機化合物の構造ならびにそれから由来する物性についての知識が必須となる。
本授業では20人程度の小グループに分け、演習形式で各種スペクトル(MS,UV,IR,NMR)による有機化合物の構造決定について講義を行い、機器スペクトルによる有機化合物の同定・確認のための能力を養うことを目的とする。
This course aims to improve the students’ ability to interpret spectra (NMR, IR, UV-Vis, and MS spectra) of simple organic molecules and to identify organic structures from their spectra. The course will have problem-solving sessions throughout, thus each student will be responsible for leading one of the sessions.
天然物は有用な医薬資源であり、これまでに数多くの医薬品開発に貢献してきた。天然物化学では、代表的な天然物の生合成について遺伝子、酵素、有機反応の視点から学習する。遺伝子解析技術や合成生物学の発展により、天然物の生合成研究は飛躍的に発展している分野である。最先端の研究例も取り入れながら、次世代の天然物創薬研究への展開を思考する。
Natural products are very important for developing drugs. This course aims to learn about biosynthesis of natural products as well as their structures, chemical properties and biological activities.
生薬学1では、医薬品として重要な生薬・天然物の基本的知識の修得を目的として、その基原、含有成分、生合成、薬効・用途などを学ぶ。
This course covers definition, history, scope and development of Pharmacognosy. Students learn the sources, constituents, pharmacological properties and therapeutic uses of crude drugs, together with biosynthetic pathways of constituents.
我々の生体を構成している糖・脂質・蛋白質(アミノ酸)・核酸(ヌクレオシド・ヌクレオチド)について学び、生命現象の化学的駆動原理について理解するとともに、その化学構造解析の手法について学ぶ。
This course aims to learn about sugars, lipids, proteins (amino acids), nucleic acids (nucleoside, nucleotide) to understand chemical principle of life. In addition, this course will provide the method of structural analysis of these compounds.