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  •   言語構造論  
       
      情報基礎科学専攻、システム情報科学専攻、人間社会情報科学専攻、応用情報科学専攻  
      前期  
      前期 水曜日 2講時  

    自然言語は、さまざまなレベルで構造化されている。まず、音と意味の恣意的な組み合わせである「語」、「語」と「語」の統語的な組み合わせにより作られる「句」ないし「文」、更には、その「文」と「文」のつながりにより作られる「複文」や「重文」から成る。また、「語」の内部にも、複合語や派生語のばあいには、一定の法則で支配された内部構造がある。ここで「構造」とは、統語構造、形態構造、音韻構造、概念構造のことであり、加えて、「文」の中での構成要素同士の語順の決定には「情報構造」も大きな影響を及ぼす。また、「文」の構造と意味の理解には、メタファー・メトニミーなどの多機能性に関する法則や、文法化・構文化・語彙化・イディオム化の言語変化に関係する法則も関与する。

    本講義では、生成文法理論、語彙意味論、形態論、音韻論、機能文法、認知文法、歴史言語学、言語類型論などの言語学の各分野の最新の知見と成果を踏まえて、自然言語の構造の体系と、そこに見出される法則性について講述する。また、言語の形式と意味が通時的にどのように変化して来たか、その結果として、世界の言語にはどのような変異が見られるか、などの問題についても講述するとともに、演習問題にも取り組む。

  •   言語学・日本語科学  
      小川 芳樹  
      1セメ:法経医薬工(1~5、15~16組)農/3セメ:理系  
      1・3セメスター  
      前期 木曜日 2講時 川北キャンパスA305  

    我々は、自分の母語については、幼児期に知らぬ間にその文法知識を獲得しており、その中身を特に意識することなく使いこなせるだけでなく、多くの場合、それを知っていることすら意識しない。一方で、その無意識に獲得した母語の知識が、外国語を学ぼうとするときには、妨げになることがある。我々は母語をどのようなメカニズムで獲得しているのだろうか。日本語と英語は、どのような性質が共通していて、どのような点で異なっているのだろうか。また、すべての自然言語に共通の性質とは何だろうか。

    また、いかなる自然言語も、その音韻・形態・統語・意味的特徴は、数百年の幅で大きく変化し変異形を生じるばかりでなく、50~100年といった比較的短期間の間にもそれなりに変化する。そのような言語変化は、いったいどのようなメカニズムで起きるのだろうか。また、そのように常に変化している言語でも、それが母語であるならば、我々は苦もなく獲得でき、間違うことなく使うことができるだけでなく、異なる世代間でもコミュニケーションができるのだが、それはなぜだろうか。

    本講義では、1950年代以降の現代言語学において明らかにされてきた自然言語の音韻・形態・統語・意味に関する法則性や変化の法則、言語獲得と言語運用を可能にしている脳内文法や認知・知覚のメカニズムについて教科書と教員の解説を通して学ぶとともに、コーパスを使って、特に、日本語や英語の語彙や構文の最新の用法や変化の過程などを調べる方法を身につける。

  •   コミュニケーション表現分析  
       
      情報基礎科学専攻、システム情報科学専攻、人間社会情報科学専攻、応用情報科学専攻  
      後期  
      後期 火曜日 2講時  

    この授業では、自然言語(英語、日本語など)の構造と意味の関係を支配する一般規則(いわゆる「文法」)の概略を紹介した上で、「文法」に基づく英文の論理的読解と和文英訳の能力を向上させるための演習を行う。具体的には、英文法を十分に理解した上で、それに基づいて英語の読解と作文の訓練を行うことで、学術研究に使える正確で高度な英語のコミュニケーション能力を身につけることを目指す。

  •   英語学概論 / English Linguistics (General Lecture)  
      中村 太一  
      文  
      3  
      前期 火曜日 4講時  

    英語の音声と文法に関する基本的現象が現代言語学の観点からどのように分析されるのを解説し、英語学における基本概念や論証の仕方を理解してもらう。また、英語の歴史的変遷や他の言語との違いを解説することにより、英語という言語の普遍性と特殊性を理解してもらう。

    This course is an introduction to the formal analysis of syntactic structures of English within a framework of Generative Grammar. We will also see the sound system and historical change of English.

  •   対照言語学Ⅱ  
      中村 渉  
      国文  
       
      前期 月曜日 3講時 531講義室  

    今日の機能主義的言語理論には、機能的談話文法(Functional Discourse Grammar)、役割指示文法(Role and Reference Grammar [RRG])があるが、今回は、生成文法、理論的前提を部分的に共有する認知文法(Cognitive Grammar)との相違を

    踏まえた上で、RRGを紹介する。

    Today's functionalist linguistic theory includes Functional Discourse Grammar) and Role and Reference Grammar [RRG]). In this class, I will mainly introduce RRG, highlighting the differences between generative grammar and cognitive grammar (a linguistic theory that shares some of its theoretical premises).

  •   記述言語学演習 / Descriptive Linguistics(Seminar)  
      内藤 真帆  
      文  
      6  
      後期 水曜日 5講時  

    未調査・未解明で文字を持たない消滅寸前の少数言語、このような世界の言語を対象に、音声から音韻、形態、文の構造まで網羅的に調査・分析する方法を実践的に身につけます。さらに解明したことを言語学上の記号と術語を用いて、専門的かつ体系的に記述する方法を学びます。

    理論を用いても説明困難な言語現象をどのように分析・考察しうるか実際のデータを基に検討するほか、記述文法・辞書の作成に至るプロセスを体験し、消滅危機言語のアーカイブ化についても議論します。当講義では、話者4人の言語と話者500人の言語の一次データを扱います。

    This course will focus on endangered languages that have not yet been researched. Students will both analyze data and document them using descriptive linguistic methods. The course will also include discussion about how such languages might be archived.

  •   日本語学概論 / Japanese Linguistics (General Lecture)  
      大木 一夫  
      文  
      4  
      後期 火曜日 2講時  

    言語はおよそ文という単位をもち、語という単位をもつ。その文や語のもつ構造やその構成の規則を考えていくのが文法論である。ここでは、その文法論について、文法論はなぜそのように考えるのか、その結果、どのような帰結が導かれるのかということを考えていく。対象とする言語は現代日本語を中心とする。

    A language is composed of sentences and words. Grammatical theory considers the structure of sentences and words and the rules of their composition. In this class, we will discuss the theory of grammar, why the theory of grammar thinks the way it does, and what results are derived from it. The target language is mainly modern Japanese.

  •   英語学概論 / English Linguistics (General Lecture)  
      中村 太一  
      文  
      4  
      後期 火曜日 4講時  

    英語の音声と文法に関する基本的現象が現代言語学の観点からどのように分析されるのを解説し、英語学における基本概念や論証の仕方を理解してもらう。また、英語の歴史的変遷や他の言語との違いを解説することにより、英語という言語の普遍性と特殊性を理解してもらう。

    This course is a continuation of Introduction of English Syntax I, focusing on the formal analysis of syntactic structures of English within a framework of Generative Grammar. We will also see the sound system and historical change of English.

  •   理論言語学各論 / Theoretical Linguistics (Special Lecture)  
      小泉 政利  
      文  
      5  
      前期 木曜日 1講時  

    この授業では,まず統語論の基本的な概念と原理を学び、その後にさまざまな統語現象の分析事例に触れます。また,口頭発表および自律的な学習習慣のスキルの獲得も目指します。

    This course deals with the basic concepts and principles of syntax as well as case studies of various syntactic phenomena. It also enhances the development of students’ skill in making oral presentation and self-regulated learning.

  •   理論言語学特論Ⅰ / Theoretical Linguistics (Advanced Lecture)I  
      小泉 政利  
      文  
      1学期  
      前期 木曜日 1講時  

    この授業では,まず統語論の基本的な概念と原理を学び、その後にさまざまな統語現象の分析事例に触れます。また,口頭発表および自律的な学習習慣のスキルの獲得も目指します。

    This course deals with the basic concepts and principles of syntax as well as case studies of various syntactic phenomena. It also enhances the development of students’ skill in making oral presentation and self-regulated learning.

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