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  •   アジア政治経済論  
       
      法  
       
      後期 水曜日 2講時  

    【注意】 配当学年、対象学年とも2年生及び3年生であり、4年生は履修できません。

    【目的と概要】

     新興国の経済発展に関する比較政治経済学の講義です。東アジアを中心にしてラテンアメリカと比較します。東アジアは第二次大戦後に工業化に成功して高度経済成長を遂げましたが、ラテンアメリカは工業化の開始時期は早かったものの、その水準は東アジアに追い越されたように見えます。この違いは何に起因しているのでしょうか。

     政治経済学は、経済政策を国家(政府)が決定・実施したり、企業が効率的な生産活動を行ったりするための条件の一つとして、国家、市場、民間セクターの制度と組織、さらにそれらの間の関係について分析してきました。この授業では、政治・経済・社会の様々な制度や組織、政治的条件について検討し、二つの地域の国々の工業化や経済発展を促進または阻害した要因について考察します。

     取り上げる時期は第2次世界大戦後から最近まで、対象国は主に韓国、タイ、日本、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルなどですが、アフリカの国も適宜取り上げます。ただし、各国の歴史や政治経済を概説するというよりも、制度と組織の問題を検討するための事例として各国の例を分析します。

    This course teaches the political economy of East Asia, mainly dealing with issues of economic development. Its approach is comparative, addressing the following issue: Why East Asian countries have grown so fast, while Latin Americans lagged behind after the World War II. The course focuses on government, private actor, institutions, and international structures.

  •   ヨーロッパ政治史Ⅱ  
      平田 武  
      法  
       
      前期 火曜日 4講時  

     中小国をも含めたヨーロッパを対象とする歴史学と政治学研究の接点を紹介する。講義Ⅱでは、1848年革命から両次大戦間期までをとりあげることが目標である。

     This course lectures on the European political history covering not only great powers but also small countries, using the concepts of the European comparative politics. It deals with the French Revolution, the rise of parliamentary democracy from the mid-19th century till the early 20th century, and its crisis and demise in the interwar period.

  •   アジア政治経済論演習Ⅰ  
      岡部 恭宜  
      法  
       
      前期 木曜日 4講時  

    この演習では、題目に沿った研究書や学術論文(日本語、英語)を読みます。

    受講生の皆さんには、学術論文や研究書を読むことによって、比較政治学、国際政治学、政治経済学における問題の立て方、分析方法、議論の仕方を知り、学んで欲しいと思います。また、自分が何か研究を行おうとする場合、既存の研究の内容や動向を知らなければ、学問上の貢献をすることはできません。講義や教科書で勉強するだけでは見えない、その先の風景を覗いてみたい学生の参加を歓迎します。

  •   開発協力論演習Ⅱ  
       
      法  
       
      後期 水曜日 4講時  

     日本の開発協力(政府開発援助, ODA)は、「第二次世界大戦後の日本の外交政策の主要で、おそらくは最も重要な手段」と言われていますが、その評価は様々です。開発協力論演習Ⅰ(前期)とⅡ(後期)では、政治経済学や国際政治学を中心に、さらには開発経済学、社会学、文化人類学の立場から、日本の開発協力(援助)の政策過程、役割、効果、意義に焦点を当てて考察するとともに、途上国の開発問題についても考えていきます。

     授業では、全員が課題文献を読み、事前にレポートを提出した上で、文献の内容について議論するという形を取ります。

  •   中国政治論  
       
      法  
       
      前期 火曜日 3講時  

     中国は、日本にとって重要な経済パートナーであると同時に安全保障上の懸念材料でもある。また、中国は、国際的な影響力を強めている一方で、国内の不安定化という問題を抱えている。

     なぜ、このような矛盾が生じるのか?

     本講義は、日本の将来を考えるうえで無視することのできない存在である中国に焦点をあて、政治学の分析枠組みを用いて、その基本的特徴について考察することを主たる目的としている。言い換えれば、中国はどんな国かということについて政治学の視点から把握しようとする試みである。

     講義では、国民国家やナショナリズムという分析枠組みに関する基本的な説明を踏まえ、中国の国家形態が皇帝専制国家から国民国家へと変容する過程および中華人民共和国における共産党の統治の在り方について論じる。19世紀末以降の日中関係について考察することも本講義の重要な目的の一つとなる。

     This lecture focuses on the process of nation-state building in modern China. It will examine the transformation of the character of modern Chinese nationalism and analyze the political structure of the Chinese communist regime.

  •   【トピックス経済史・経営史】展開Ⅱ  
      YOH KAWANA  
      経  
       
      後期 木曜日 2講時 経済学部第2講義室  

    経済史学は、異なる地域の経済発展過程を比較する視点を内包している。アダム・スミスやF・ブローデル、D・ノースといった著名な学者らは、優れた比較経済史の論者としても知られている。比較の視点は、後発工業国の経済発展の分析や、先進国間の歴史的な違いを探究する際にも、その効果を発揮する。例えば、どの国でも都市は最も進んだ経済活動の中心地であるが、都市化の過程は国によって異なっている。そのため、都市の比較史を通じて、経済を支える固有の制度や社会的価値観を明らかにすることが可能になる。本講義では、こうした比較史の利点を最大限活用し、長期の西欧経済史について概説を行う。受講者は、自国の経済との類似点・相違点についての理解を深め、社会的な質の観点から経済力を相対的に評価する能力を身に付けることが期待される。

    本講義では、偏った経済学的思考に陥らない"pluralist economics"の精神を尊重しつつ、欧米と同じ自由市場経済体制下にある日本経済の行く末を見据える上で欠かせない基礎的知識の習得を目指す。

    また。最先端の研究成果に触れるため英語文献を積極的に活用する。「経済史」の概要については,下記関連URL及び担当者のHP(https://www2.econ.tohoku.ac.jp/~kawana/index.html)を参照。

    Approximately 100 years behind the developed country of Britain, the late-industrializing country of Japan also experienced its first industrial revolution in Asia, thereby joining the ranks of developed countries by the early 20th century. In addition to the ‘first industrialized country’ in the region, there are striking similarities in the economic histories of Britain and Japan. For instance, just as the Japanese economy prospered from cultural exchanges with Western countries, the British economy was also supported by its interactions with Asian countries. The point at which the economy improved during the run-up to the industrial revolution can also be said to be a common feature between the two countries.

    The purpose of finding similarities in the different economies is ultimately to highlight their ‘differences’. According to the latest research, it has become clear that a typical example separating the history of the two countries lies in the process of urbanisation leading to a modern economy. Towns and cities serve as vibrant economic hubs that laid the groundwork for contemporary society. The disparities in their development hint at a potentially insurmountable divide between the fundamental political and social values bolstering seemingly identical advanced economies. This lecture series will delve into an examination of the significant historical differences between the two leading economies, respectively representing the West and the East.

  •   開発協力論演習Ⅰ  
       
      法  
       
      前期 水曜日 4講時  

     日本の開発協力(政府開発援助, ODA)は、「第二次世界大戦後の日本の外交政策の主要で、おそらくは最も重要な手段」と言われていますが、その評価は様々です。開発協力論演習Ⅰ(前期)とⅡ(後期)では、政治経済学や国際政治学を中心に、さらには開発経済学、社会学、文化人類学の立場から、日本の開発協力(援助)の政策過程、役割、効果、意義に焦点を当てて考察するとともに、途上国の開発問題についても考えていきます。

     授業では、全員が課題文献を読み、事前にレポートを提出した上で、文献の内容について議論するという形を取ります。

  •   歴史学  
      寺山 恭輔  
      2セメ:文教医保歯工(1~5、13~16組)農/4セメ:医保歯薬  
      2・4セメスター  
      後期 水曜日 1講時 川北キャンパスC202  

    2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵略は、約2年経過した現在も終息の兆しは見えない。ロシアは国連安保理常任理事国の一国として国際社会で軍事的、政治的に重要な役割を果たしている。今日のロシアを深く理解するためには、その過去を理解する必要がある。20世紀初頭から現在に至る100年余りの歴史、3つの国家が入れ替わった歴史を概観することが本授業の目的である。日露戦争で幕を開けた20世紀初めのロシア帝国時代、1917年のロシア革命による帝国の崩壊、帝国を引き継ぐ新しい社会主義国家ソ連の誕生、レーニンやスターリンによる国家改造、独ソ戦争後の米国と並ぶ超大国としての出現と東西冷戦、ゴルバチョフによるペレストロイカとソ連の崩壊、新生ロシアの誕生とプーチンの長期政権という大きな流れをたどる。

    Even though almost two years have passed since Russia invaded Ukraine, the war shows no signs of coming to an end. Russia (the Russian Federation), a permanent member of the UN Security Council, is a country with important military and political roles in the international community. To better understand Russia today, however, one has to understand the nation's past. This course aims to provide an overview of the history of Russia over the past 100 years, including the history of its three States -- Russia, the Soviet Union, and the Russian Federation. This lecture includes topics as follows. The Russo-Japanese War, World War Ⅰ, Russian Revolution of 1917 and the collapse of Russian Empire, the birth of the Soviet Union and reorganization of statehood in the socialist principles by Lenin, Stalin, the emergence of Great Power after the Great Patriotic War, the Cold War, Perestroika by Gorbachev and the demise of Soviet Union, Putin’s long-term reign in the twenty-first century etc.

  •   アジア政治経済論演習Ⅰ  
      岡部 恭宜  
      法  
       
       

    この演習では、東アジアの政治、経済、社会、歴史に関する研究書(日本語、英語)を読みます。

    受講生の皆さんには、学術論文や研究書を読むことによって、比較政治学、国際政治学、政治経済学における問題の立て方、分析方法、議論の仕方を知り、学んで欲しいと思います。また、自分が何か研究を行おうとする場合、既存の研究の内容や動向を知らなければ、学問上の貢献をすることはできません。講義や教科書で勉強するだけでは見えない、その先の風景を覗いてみたい学生の参加を歓迎します。

  •   開発協力論演習Ⅱ  
       
      法  
       
      後期 水曜日 4講時  

     日本の開発協力(政府開発援助, ODA)は、「第二次世界大戦後の日本の外交政策の主要で、おそらくは最も重要な手段」と言われていますが、その評価は様々です。開発協力論演習Ⅰ(前期)とⅡ(後期)では、政治経済学や国際政治学を中心に、さらには開発経済学、社会学、文化人類学の立場から、日本の開発協力(援助)の政策過程、役割、効果、意義に焦点を当てて考察するとともに、途上国の開発問題についても考えていきます。

     授業では、全員が課題文献を読み、事前にレポートを提出した上で、文献の内容について議論するという形を取ります。

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