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アジア政治経済論演習Ⅰ

単位数: 2. 担当教員: 岡部 恭宜. 履修年度: 2024.

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面。

連絡方法とクラスコード

Google Classroomを使用 ap5u7hw

初回授業日等

第1週目の時間割通りに開講します

授業の目的と概要

この演習では、東アジアの政治、経済、社会、歴史に関する研究書(日本語、英語)を読みます。
受講生の皆さんには、学術論文や研究書を読むことによって、比較政治学、国際政治学、政治経済学における問題の立て方、分析方法、議論の仕方を知り、学んで欲しいと思います。また、自分が何か研究を行おうとする場合、既存の研究の内容や動向を知らなければ、学問上の貢献をすることはできません。講義や教科書で勉強するだけでは見えない、その先の風景を覗いてみたい学生の参加を歓迎します。

授業内容・方法と進度予定

課題文献として例えば以下の文献を検討していますが、詳細は初回の授業で提示します。受講生の皆さんには、2週間毎に読書レポート(日本語)を授業前に提出してもらいます。授業では、各自が提出したレポートを踏まえて議論をします。

【歴史】
• ジョン・ダワー、2001年(初版)2004年(増補版)『敗北を抱きしめて―ー第二次大戦後の日本人』(上下)岩波書店
• サラ・ロレンツィーニ、2022年『グローバル開発史――もう一つの冷戦』名古屋大学出版会。
• 益田肇、2021年『人びとのなかの冷戦世界ーー想像が現実となるとき』岩波書店
【タイ・東南アジア政治】
• 玉田芳史、2003年『民主化の虚像と実像ーータイ現代政治変動のメカニズム』京都大学学術出版会
• Pavin Chachavalpongpun, ed. 2022. Routledge Handbook of Contemporary Thailand. Routledge.(いくつかの章)
• Garry Rodan. 2018. Participation without Democracy: Containing Conflict in Southeast Asia. Cornell U.P.
その他

15回の進度予定は次の通り(変更はありえます)。
① 授業案内
②③ 課題文献1(以下、具体的な文献の順番は初回に指示します)
④⑤ 課題文献2
⑥⑦ 課題文献3
⑧⑨ 課題文献4
⑩⑪ 課題文献5
⑫⑬ 課題文献6
⑭⑮ 課題文献7

学習の到達目標

1.比較政治学、国際政治学、政治経済学における問題の立て方、分析方法、議論の仕方を知り、理解する。
2.学問上のテーマについて先行研究の動向を把握する。
3.先行研究を批判的に論評する。

成績評価方法

読書レポートの提出、そのコメント・批判の内容と、議論への参加を評価します。
なお、欠席は2回まで認めますが(3回以上は単位なし)、それも、やむを得ない事情であり、事前に連絡してきた場合に限ります。

教科書および参考書

課題文献以外は特になし。

授業時間外学習

課題文献の読書とレポートの執筆。

その他

* 初回の授業で、授業案内を詳しく行うので、履修希望者は必ず出席して下さい。
* この演習は学部(3,4年生)、研究大学院、公共政策大学院の合同授業とします。

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