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ヨーロッパ政治史Ⅱ

前期 火曜日 4講時. 単位数: 4. 担当教員: 平田 武. 科目区分: 展開講義. 授業形態: 講義. 対象学年: 2,3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

2回毎週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

クラスコード:
質問等は授業後に受け付ける。

初回授業日等

 クラスルームにおいて、追って連絡する。

授業の目的と概要

 中小国をも含めたヨーロッパを対象とする歴史学と政治学研究の接点を紹介する。講義Ⅱでは、1848年革命から両次大戦間期までをとりあげることが目標である。
 This course lectures on the European political history covering not only great powers but also small countries, using the concepts of the European comparative politics. It deals with the French Revolution, the rise of parliamentary democracy from the mid-19th century till the early 20th century, and its crisis and demise in the interwar period.

授業内容・方法と進度予定

 以下の授業進度予定は、あくまで目安に過ぎない。

 1.革命の時代
   18世紀から19世紀初頭のイギリス政治
   フランス革命
   19世紀前半の諸革命
   19世紀中葉の市民社会と民衆諸階層
 2.自由主義の時代
   大好況と自由主義の時代
   自由主義的議会制
   男子普選とボナパルティスム
   二元的立憲制下の議会と執行権
   寡頭政的議会制とカシキスモ
   王朝国家の立憲化
 3.大衆政治の時代
   大不況と大衆政治の時代
   リベラリズムの優位のもとでの大衆政治への移行
   多極共存型デモクラシーの成立
   議院内閣制の導入をめぐって
   多民族国家と議会政治の困難
   寡頭政的議会制から大衆政治へ
 4.第一次世界大戦とデモクラシーの普及
   第一次世界大戦とデモクラシーの普及
   中央ヨーロッパの革命
   戦後インフレーションと安定化の政治経済
 5.戦間期におけるデモクラシーの危機
   戦間期におけるデモクラシーの危機
   イギリス:古典的政治経済への固執
   北欧の「赤-緑」連合と社会民主主義
   デモクラシーの崩壊
   低地諸国におけるプラニスム運動
   人民戦線
 総評と試験

学習の到達目標

 ヨーロッパにおける政治発展の過程に関する政治学的分析の概観を得ること。

成績評価方法

 学期末の筆記試験による。

教科書および参考書

 特に教科書は指定しないが、全体の参考書として以下を挙げておく。
  篠原一『ヨーロッパの政治:歴史政治学試論』(東京大学出版会、1986年)
 そのほかの参考文献は、講義の中で適宜指示する。

授業時間外学習

 人名や事件など分からなかったところは参考書を見てノートを補充し、試験前にはノートを読み返すこと。

その他

 科目等履修生・他学部学生の履修も認める。

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