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3・11 の大震災以後、人間と自然の関係を原理的に考察することが、改めて求められている。人間によって築かれる世界が、自然に対抗し順応しながら、いかにして存続してゆくか。その存在論と倫理を新たに拓くために、マルティン・ハイデガーとハンナ・アーレントの思考に手がかりを見出す。世代間の継承と相克、共同体への帰属とその変革といったトピックを取り上げ、情報社会にしぶとく生きる力の涵養につながるものとしたい。
今学期の授業では、ハンナ・アーレントの主著の一つ『精神の生』を精読し、現代における哲学の可能性について考えていく。
*全員が教室に集まって対面授業を行ないます。
*Google Classroomで連絡することがありますので、必ず登録してください。
この授業では、ハンナ・アーレントの主著の一つである『精神の生』を精読し、現代における哲学の可能性について考えていく。
*教室での対面授業のみとし、オンライン授業は行なわない。
We read one of Hannah Arendt's major works, The Life of the Mind, and think about the possibilities of contemporary philosophy.
We meet all the class members at the real classroom.
この授業では、ハンナ・アーレントの主著の一つである『精神の生』を精読し、現代における哲学の可能性について考えていく。
*教室での対面授業のみとし、オンライン授業は行なわない。
We read one of Hannah Arendt's major works, The Life of the Mind, and think about the possibilities of contemporary philosophy.
We meet all the class members at the real classroom.
哲学は、移ろいやすい世の中にあって変わらずにあり続けるものについて、じっくり考える営みである。その一方でわれわれは、まさに現実の生活経験のただ中で、ものを考えるきっかけに出会う。20世紀最大の哲学者と称されるマルティン・ハイデガー(1889-1976)も、日常性から出発してみずからの根本問題を摑みとった思索者であった。この授業では、ハイデガーの思索を手がかりにして、現代における哲学の可能性を考えてゆく。
【授業履修上の注意事項】
*この授業は、対面で実施しますが、オンライン連絡ツールとしてGoogle Classroomを併用します。
*この授業は、初回から対面で行ないます。
*履修希望者数が教室収容定員を超えることがないとは限りませんので、履修を希望する学生は、初回のガイダンス授業を必ず受けてください。
カントの『純粋理性批判』(1781/87年)をドイツ語原文で読む。今年度はアンチノミー章にとりくむ。担当者には、訳読に加えて、解釈的な設問に応えてもらう。また、進行に応じて、関連するコメンタリーや研究書・論文などを報告する機会を設ける。
読解は前期の続きから始めるが、後期から参加した受講生がいる場合は、前期の復習の時間を設ける。
We read Kant's Critique of Pure Reason (1781/87) in the original German. We will work on the chapter of "The Antinomy of Pure Reason" this year. In addition to reading, students will be asked to answer interpretive questions and to report on commentaries or articles on the Antinomy.
カントの『純粋理性批判』(1781/87年)をドイツ語原文で読む。今年度はアンチノミー章にとりくむ。担当者には、訳読に加えて、解釈的な設問に応えてもらう。また、進行に応じて、関連するコメンタリーや研究書・論文などを報告する機会を設ける。
読解は前期の続きから始めるが、後期から参加した受講生がいる場合は、前期の復習の時間を設ける。
We read Kant's Critique of Pure Reason (1781/87) in the original German. We will work on the chapter of "The Antinomy of Pure Reason" this year. In addition to reading, students will be asked to answer interpretive questions and to report on commentaries or articles on the Antinomy.
デカルトの『第一哲学の省察』(1641年)は、神の存在証明と心身(物心)二元論の確立を目標とするが、さらにそれを目がけて、普遍的懐疑、自己意識と精神の存在、誤謬と自由意志、物体の本質と存在証明、心身結合と人間の生といった幅広いテーマが、おそるべき速度と密度で論じられている。
講義では、『省察』本編のテクストを読みすすめるとともに、そこに畳みこまれた哲学的諸問題を引き出し、ときには大きく脱線して歴史的あるいは問題分析的に解明を試みつつ、またテクストに戻るというしかたで、デカルト哲学への導入を試みる。
Reading Descartes' Meditations on First Philosophy and examining the philosophical topics in them.