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  •   哲学思想演習 / Western Philosophical Thought (Seminar)  
      城戸 淳  
      文  
      5  
      前期 木曜日 2講時  

     カントの『判断力批判』(1790)の第2部「目的論的判断力の批判」は、『純粋理性批判』と『実践理性批判』とのあいだに広がる自然と自由との断絶を架橋し、批判哲学に体系的連関を与える雄篇である。そこで展開されるカントの目的論の哲学は、こんにちなお、生物学の哲学的基礎づけにとどまらず、自然における人間の生の位置と意味について、豊かな示唆を与えてくれる。

     演習では「目的論的判断力の批判」の分析論から弁証論、さらに時間が許せば付録までを、邦訳をもとに読みすすめる。各回、担当者による読解の報告をふまえて、カントの目的論をめぐる諸論点について討議する。

    Close reading and philosophical analysis of "Critique of the Teleological Power of Judgment" in Kant's Critique of the Power of Judgment.

  •   哲学研究演習Ⅳ / Philosophy(Advanced Seminar)IV  
      城戸 淳  
      文  
       
      前期 木曜日 2講時  

     カントの『判断力批判』(1790)の第2部「目的論的判断力の批判」は、『純粋理性批判』と『実践理性批判』とのあいだに広がる自然と自由との断絶を架橋し、批判哲学に体系的連関を与える雄篇である。そこで展開されるカントの目的論の哲学は、こんにちなお、生物学の哲学的基礎づけにとどまらず、自然における人間の生の位置と意味について、豊かな示唆を与えてくれる。

     演習では「目的論的判断力の批判」の分析論から弁証論、さらに時間が許せば付録までを、邦訳をもとに読みすすめる。各回、担当者による読解の報告をふまえて、カントの目的論をめぐる諸論点について討議する。

    Close reading and philosophical analysis of "Critique of the Teleological Power of Judgment" in Kant's Critique of the Power of Judgment.

  •   哲学研究演習Ⅴ / Philosophy(Advanced Seminar)V  
      城戸 淳  
      文  
       
      後期 木曜日 2講時  

     アリソンの『カントの超越論的観念論 ─ 解釈と擁護』(改訂増補版, 2004年)を読む(英語)。おそらくここ四半世紀でもっとも重要な『純粋理性批判』の研究書であり、ひとつの里程標として踏まえておくべきという地位をなお失っていないと思われる。

     予定では、第1部の The Nature of Transcendental Idealism から読み始め、時間が許せば受講生の関心に応じて別の箇所へ進む。演習では担当者による要旨の発表(日本語)につづいて、討議によって理解を深めるものとする。

    Reading Kant's Transcendental Idealism by Henry E. Allison.

  •   哲学思想演習 / Western Philosophical Thought (Seminar)  
      城戸 淳  
      文  
      6  
      後期 水曜日 5講時  

    カントの『純粋理性批判』(1781/87年)をドイツ語原文で読む。今年度はアンチノミー章にとりくむ。担当者には、訳読に加えて、解釈的な設問に応えてもらう。また、進行に応じて、関連するコメンタリーや研究書・論文などを報告する機会を設ける。

     読解は前期の続きから始めるが、後期から参加した受講生がいる場合は、前期の復習の時間を設ける。

    We read Kant's Critique of Pure Reason (1781/87) in the original German. We will work on the chapter of "The Antinomy of Pure Reason" this year. In addition to reading, students will be asked to answer interpretive questions and to report on commentaries or articles on the Antinomy.

  •   近代哲学研究演習Ⅰ / Modern Philosophy(Advanced Seminar)I  
      城戸 淳  
      文  
       
      前期 水曜日 5講時  

    カントの『純粋理性批判』(1781/87年)をドイツ語原文で読む。今年度はアンチノミー章にとりくむ。担当者には、訳読に加えて、解釈的な設問に応えてもらう。また、進行に応じて、関連するコメンタリーや研究書・論文などを報告する機会を設ける。

    We read Kant's Critique of Pure Reason (1781/87) in the original German. We will work on the chapter of "The Antinomy of Pure Reason" this year. In addition to reading, students will be asked to answer interpretive questions and to report on commentaries or articles on the Antinomy.

  •   哲学研究演習Ⅵ / Philosophy(Advanced Seminar)VI  
      嶺岸 佑亮  
      文  
       
      前期 水曜日 3講時  

     ヘーゲルをはじめとする近代ドイツの哲学者たちは、ドイツ観念論という名のもとにくくられるのが一般的です。その場合、彼らの哲学が全体として観念論に属する、という先行了解が背後にあります。ただ彼らのテクストを実際に紐解くならば、事情はそう簡単ではないことが用意に見て取れます。そこで本演習では、ヘーゲルの『精神現象学』から「理性」章を取り上げ、観念論をめぐる議論を実際に検証してみることにします。そうすることで、カントの批判的観念論、ヤコービによる観念論と実在論の対比、フィヒテとシェリングにおける超越論的観念論など、観念論をめぐる多様な立場があることが見て取れるようになるはずです。

     本演習は、ヘーゲルのテクストをドイツ語の原文で読み進めるかたちで行います。事前に担当箇所を割り当てます。また必要に応じて、カントやフィヒテやシェリングなどの観念論に関する議論も参照します。

    Wir werden das Vernunft-Kapitel von Hegels "Phänomenologie des Geistes" lesen. Dort wird diskutiert, was der Idealismus eigentlich bedeutet, sowie was die Realität für die Vernunft ist. Hegels Argumentation verweist viele vorhergehende Denker wie Kant, Jacobi, Fichte und Schelling. Helgels Auseinandersetzung mit ihren verschiedenen Behandlungsarten vom Idealismus wird uns klar machen, dass man Hegels Philosophie nicht einfach als Idealismus zu bestimmen ist.

  •   近代哲学研究演習Ⅱ / Modern Philosophy(Advanced Seminar)II  
      城戸 淳  
      文  
       
      後期 水曜日 5講時  

    カントの『純粋理性批判』(1781/87年)をドイツ語原文で読む。今年度はアンチノミー章にとりくむ。担当者には、訳読に加えて、解釈的な設問に応えてもらう。また、進行に応じて、関連するコメンタリーや研究書・論文などを報告する機会を設ける。

     読解は前期の続きから始めるが、後期から参加した受講生がいる場合は、前期の復習の時間を設ける。

    We read Kant's Critique of Pure Reason (1781/87) in the original German. We will work on the chapter of "The Antinomy of Pure Reason" this year. In addition to reading, students will be asked to answer interpretive questions and to report on commentaries or articles on the Antinomy.

  •   哲学思想演習 / Western Philosophical Thought (Seminar)  
      城戸 淳  
      文  
      6  
      後期 木曜日 2講時  

     アリソンの『カントの超越論的観念論 ─ 解釈と擁護』(改訂増補版, 2004年)を読む(英語)。おそらくここ四半世紀でもっとも重要な『純粋理性批判』の研究書であり、ひとつの里程標として踏まえておくべきという地位をなお失っていないと思われる。

     予定では、第1部の The Nature of Transcendental Idealism から読み始め、時間が許せば受講生の関心に応じて別の箇所へ進む。演習では担当者による要旨の発表(日本語)につづいて、討議によって理解を深めるものとする。

    Reading Kant's Transcendental Idealism by Henry E. Allison.

  •   ギリシャ語 / Greek  
      嶺岸 佑亮  
      文  
      4  
      後期 金曜日 3講時  

     アリストテレスの『自然学』は、アリストテレス自身の哲学的方法や概念が集約されている非常に重要なテクストです。またこのテクストは、ニュートンの古典物理学以前の自然探求の基本テクストであり、学問とは何であるかについての古代ギリシア的な理解を与えてくれます。実際に古代ギリシア語の原典で精読することを通じて、哲学や学問とはそもそも何であるか、ということについての理解を深めることが可能です。

     『自然学』の第1巻は、タレスやヘラクレイトスやパルメニデスなど、現在では断片のかたちでのみ伝えられているさまざまな先行する哲学者の思想が吟味されています。イオニア学派やエレア学派における自然理解は、哲学や学問の領域だけではなく、文学的にも非常に大きな影響を与え続けています。必要に応じて、彼らの思想の特徴についても検討します。

     後期の購読では、必要に応じて第2巻や第3巻の関連個所も取り上げる予定です。そのことにより、古代ギリシアにおける自然概念や運動概念について基本的な理解を獲得することを目指します。

    We are going to read the 1st book of Aristotle's Physics, which ist one of the most classic text of philosophy. Until the Medieval Age it has been esteemd as the basic text for the natural phanomena. It gives also us the understanding, what the scientific method is.

  •   哲学思想演習 / Western Philosophical Thought (Seminar)  
      嶺岸 佑亮  
      文  
      5  
      前期 水曜日 3講時  

     ヘーゲルをはじめとする近代ドイツの哲学者たちは、ドイツ観念論という名のもとにくくられるのが一般的です。その場合、彼らの哲学が全体として観念論に属する、という先行了解が背後にあります。ただ彼らのテクストを実際に紐解くならば、事情はそう簡単ではないことが用意に見て取れます。そこで本演習では、ヘーゲルの『精神現象学』から「理性」章を取り上げ、観念論をめぐる議論を実際に検証してみることにします。そうすることで、カントの批判的観念論、ヤコービによる観念論と実在論の対比、フィヒテとシェリングにおける超越論的観念論など、観念論をめぐる多様な立場があることが見て取れるようになるはずです。

     本演習は、ヘーゲルのテクストをドイツ語の原文で読み進めるかたちで行います。事前に担当箇所を割り当てます。また必要に応じて、カントやフィヒテやシェリングなどの観念論に関する議論も参照します。

    Wir werden das Vernunft-kapitel von Hegels "Phänomenologie des Geistes" lesen. Dort wird diskutiert, was der Idealismus eigentlich bedeutet, sowie was die Realität für die Vernunft ist. Hegels Argumentation verweist viele vorhergehende Denker wie Kant, Jacobi, Fichte und Schelling. Helgels Auseinandersetzung mit ihren verschiedenen Behandlungsarten vom Idealismus wird uns klar machen, dass man Hegels Philosophie nicht einfach als Idealismus zu bestimmen ist.

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