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フランスの高校生用の哲学の参考書Denis Vanhouette, Philosophie, Term L, ES, S (Collection ABC du BAC), Nathan, 2015から一部を抜粋して読みます。この参考書は、意識、他者、言語、労働、社会、幸福などのさまざまな主題ごとに章が分かれており、各章とも、関連するさまざまな問題や、その問題にさまざまな哲学者が出した答えを紹介し、最後に大学入学資格試験(日本の共通テストのようなもの)の問題が載っている、という作りになっています。それぞれのテーマについて学べるだけでなく、フランス社会での哲学倫理学の利用のされ方についてもいろいろ学ぶことのできる、とても興味深い本です。参加者の希望も聞きながら章を一つ選び、適宜カットしながら、できるだけその章の全体を読みます。
各回とも全員に訳文を提出していただきます。ただし、各回とも訳文作成のためのヒントを事前に配布しますし、文法事項を丁寧に確認しながら進めますので、文法に不安がある場合でも受講できます。
なお、上記参考書の最新版はこちらです。
https://site.nathan.fr/livres/philosophie-terminale-abc-du-bac-excellence-bac-2023-enseignement-commun-tle-cours-approfondissement-methode-exercices-et-sujets-corriges-cahier-special-bac-9782091574899.html
In this course we read a philosophy texbook for French high school students. The prospective key themes covered are Work and Technology.
フランスの高校生用の哲学の参考書Denis Vanhouette, Philosophie, Term L, ES, S (Collection ABC du BAC), Nathan, 2015から一部を抜粋して読みます。この参考書は、意識、他者、言語、労働、社会、幸福などのさまざまな主題ごとに章が分かれており、各章とも、関連するさまざまな問題や、その問題にさまざまな哲学者が出した答えを紹介し、最後に大学入学資格試験(日本の共通テストのようなもの)の問題が載っている、という作りになっています。それぞれのテーマについて学べるだけでなく、フランス社会での哲学倫理学の利用のされ方についてもいろいろ学ぶことのできる、とても興味深い本です。参加者の希望も聞きながら章を一つ選び、適宜カットしながら、できるだけその章の全体を読みます。
各回とも全員に訳文を提出していただきます。ただし、各回とも訳文作成のためのヒントを事前に配布しますし、文法事項を丁寧に確認しながら進めますので、文法に不安がある場合でも受講できます。
なお、上記参考書の最新版はこちらです。
https://site.nathan.fr/livres/philosophie-terminale-abc-du-bac-excellence-bac-2023-enseignement-commun-tle-cours-approfondissement-methode-exercices-et-sujets-corriges-cahier-special-bac-9782091574899.html
In this course we read a philosophy texbook for French high school students. The prospective key themes covered are Work and Technology.
フランスの高校生用の哲学の参考書Denis Vanhouette, Philosophie, Term L, ES, S (Collection ABC du BAC), Nathan, 2015から一部を抜粋して読みます。この参考書は、意識、他者、言語、労働、社会、幸福などのさまざまな主題ごとに章が分かれており、各章とも、関連するさまざまな問題や、その問題にさまざまな哲学者が出した答えを紹介し、最後に大学入学資格試験(日本の共通テストのようなもの)の問題が載っている、という作りになっています。それぞれのテーマについて学べるだけでなく、フランス社会での哲学倫理学の利用のされ方についてもいろいろ学ぶことのできる、とても興味深い本です。参加者の希望も聞きながら章を一つ選び、適宜カットしながら、できるだけその章の全体を読みます。
各回とも全員に訳文を提出していただきます。ただし、各回とも訳文作成のためのヒントを事前に配布しますし、文法事項を丁寧に確認しながら進めますので、文法に不安がある場合でも受講できます。
なお、上記参考書の最新版はこちらです。
https://site.nathan.fr/livres/philosophie-terminale-abc-du-bac-excellence-bac-2023-enseignement-commun-tle-cours-approfondissement-methode-exercices-et-sujets-corriges-cahier-special-bac-9782091574899.html
In this course we read a philosophy texbook for French high school students. The prospective key themes covered are Work and Technology.
行為の哲学や感情の哲学の分野で著名な哲学者であるクリスティーヌ・タポレの論文「自律と意志の弱さとをめぐるパラドクス」を読みます。「自律は自己コントロールを要求する(自分の行為を自分で決定するためには、自分を自分で制御できないといけない)」、「自由は自律を要求する(自由であるためには、自分の行為を自分で決定できないといけない)」、そして「意志の弱さによる行為も自由でありうる」という、一見すると自明な三つの命題から、パラドックスを取り出し、自由をめぐる問題に鋭く切り込んでいく、実質3ページ程度ととても短いながらも明快かつとても面白い論文です。適宜カットすれば半期で読み切れると思います。
各回とも全員に訳文を提出していただきます。ただし、各回とも訳文作成のためのヒントを事前に配布しますし、文法事項を丁寧に確認しながら進めますので、文法に不安がある場合でも受講できます。
なお、タポレの紹介ページはこちらです。
https://recherche.umontreal.ca/english/our-researc+F35hers/professors-directory/researcher/is/in14507/
論文はこちらです。学内からダウンロードできます。
https://www.cairn.info/revue-raison-publique-2017-2-page-153.htm
In this course we read Christine Tappolet's article "Autonomie et faiblesse de la volonté : un paradoxe". The key themes covered are: autonomy, weakness of the will, self control, and freedom of the will.
行為の哲学や感情の哲学の分野で著名な哲学者であるクリスティーヌ・タポレの論文「自律と意志の弱さとをめぐるパラドクス」を読みます。「自律は自己コントロールを要求する(自分の行為を自分で決定するためには、自分を自分で制御できないといけない)」、「自由は自律を要求する(自由であるためには、自分の行為を自分で決定できないといけない)」、そして「意志の弱さによる行為も自由でありうる」という、一見すると自明な三つの命題から、パラドックスを取り出し、自由をめぐる問題に鋭く切り込んでいく、実質3ページ程度ととても短いながらも明快かつとても面白い論文です。適宜カットすれば半期で読み切れると思います。
各回とも全員に訳文を提出していただきます。ただし、各回とも訳文作成のためのヒントを事前に配布しますし、文法事項を丁寧に確認しながら進めますので、文法に不安がある場合でも受講できます。
なお、タポレの紹介ページはこちらです。
https://recherche.umontreal.ca/english/our-researc+F35hers/professors-directory/researcher/is/in14507/
論文はこちらです。学内からダウンロードできます。
https://www.cairn.info/revue-raison-publique-2017-2-page-153.htm
In this course we read Christine Tappolet's article "Autonomie et faiblesse de la volonté : un paradoxe". The key themes covered are: autonomy, weakness of the will, self control, and freedom of the will.
行為の哲学や感情の哲学の分野で著名な哲学者であるクリスティーヌ・タポレの論文「自律と意志の弱さとをめぐるパラドクス」を読みます。「自律は自己コントロールを要求する(自分の行為を自分で決定するためには、自分を自分で制御できないといけない)」、「自由は自律を要求する(自由であるためには、自分の行為を自分で決定できないといけない)」、そして「意志の弱さによる行為も自由でありうる」という、一見すると自明な三つの命題から、パラドックスを取り出し、自由をめぐる問題に鋭く切り込んでいく、実質3ページ程度ととても短いながらも明快かつとても面白い論文です。適宜カットすれば半期で読み切れると思います。
各回とも全員に訳文を提出していただきます。ただし、各回とも訳文作成のためのヒントを事前に配布しますし、文法事項を丁寧に確認しながら進めますので、文法に不安がある場合でも受講できます。
なお、タポレの紹介ページはこちらです。
https://recherche.umontreal.ca/english/our-researc+F35hers/professors-directory/researcher/is/in14507/
論文はこちらです。学内からダウンロードできます。
https://www.cairn.info/revue-raison-publique-2017-2-page-153.htm
In this course we read Christine Tappolet's article "Autonomie et faiblesse de la volonté : un paradoxe". The key themes covered are: autonomy, weakness of the will, self control, and freedom of the will.
前期の「哲学研究のレッスン (1)」の続きです。哲学専修の2年生は必ず前期・後期ともに履修して下さい。(倫理学専修の方は「倫理学研究のレッスン」の欄をご覧下さい。)
目的は、哲学・倫理学の文献を正確に読解し、そこで展開されている議論をまとめ、それをふまえて討論したり発表したりする力を身につけることです。
最初の5〜10は英語のテクストを用います。折にふれて教員の解説を聞きながら、担当箇所のレジュメを作成し授業時に発表したり、テキストをふまえた討論をしたりします。最後の4回ほどは、担当者が自分で決めたテーマについて発表を行い、みなでそれをめぐって議論します(前期・後期を通じて1人1回発表して頂きますので、後期は、前期に発表しなかった方に発表して頂くことになります)。今学期発表をしない人には、自分で決めたテーマについての学期末レポートを提出して頂きます。
We shall read a couple of chapters from Simon Blackburn's THINK in the first ten sessions except the very first. Previously appointed participants will make a brief report on an assigned passage and then all of us will discuss it. In the last four sessions previously appointed participants will give a presentation on the topic of thief choosing and then all of us will discuss it.
この演習は、哲学・倫理学の文献を正確に読解し、そこで展開されている議論をまとめ、それにもとづいて討論したり発表したりする力を身につけるためのものです。
最初の10回程度は、教員が選んだテキストをもとに、適宜講義を挟みつつ、レジュメを作成したり、テキストをもとに議論したりする訓練を行います。倫理学の村山と哲学の教員一名が、ほぼ半分ずつ担当します。また、最後の5回程度は、みなさんに自分の問題関心にもとづいた発表を行っていただき、それをもとに議論します。
We shall read a couple of chapters from introductory texts of philosophy and ethics. Previously appointed participants will make a brief report on an assigned passage and then all of us will discuss it. In the last four sessions previously appointed participants will give a presentation on the topic of their choosing and then all of us will discuss it.
この演習は、哲学・倫理学の文献を正確に読解し、そこで展開されている議論をまとめ、それにもとづいて討論したり発表したりする力を身につけるためのものです。
最初の10回程度は、教員が選んだテキストをもとに、適宜講義を挟みつつ、レジュメを作成したり、テキストをもとに議論したりする訓練を行います。倫理学の村山先生と哲学の原が、ほぼ半分ずつ担当します。また、最後の5回程度は、みなさんに自分の問題関心にもとづいた発表を行っていただき、それをもとに議論します。
We shall read a couple of chapters from introductory texts of philosophy and ethics. Previously appointed participants will make a brief report on an assigned passage and then all of us will discuss it. In the last four sessions previously appointed participants will give a presentation on the topic of their choosing and then all of us will discuss it.