神経行動学 / Neuroethology

前期 金曜日 ２講時. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員/Instructor : 小金澤 雅之. 学期/Semester: 前期. 開講年度/Year: 2024. 科目ナンバリング/Course code/number: SBI-BIO345J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

○

所属講座等

神経ネットワーク講座（神経行動分野）

授業題目

神経行動学

Course Title

Neuroethology

授業の目的と概要

動物の神経系は、餌を見つける、外敵から逃れる、子孫を残す、等の生存に必須な行動の巧みな遂行の
ために進化した器官である。本講義では、本能と学習の基盤となる神経の仕組みに焦点を当てる。

Purpose/Abstract

The nervous system of animals is evolved to control essential behaviors such as feeding, escaping, courtship and etc. In this course, I will talk the basic concept of the neuroethology to understand the neural mechanism of animal behavior.

学習の到達目標

本講義では神経行動学の基本的考え方を理解するとともに、モデルとなる動物行動の神経機構について
学ぶ。

Goal

Understand the basic concepts in Neuroethology. Learn the neural mechanisms of various animal behaviors.

授業内容・方法と進度予定

以下の内容を項目により１回または数回にわけて講義する。
神経行動学の歴史とその基本概念、 神経生物学の基礎
カエルによる獲物と捕食者の認知、 コオロギの音声コミュニケーション
ハエの求愛行動、 記憶・学習の分子機構
弱電魚の妨害回避反応、 メンフクロウの音源定位
その他のモデル行動

Contentsandprogressscheduleofthe class

History of the study of animal behaviors.
Basic concepts of the neuroethology.
Prey recognition of frog.
Acoustic communication of cricket
Courtship behaviors of fly.
Molecular mechanisms of memory and learning
Electrical communication of fish.
Sound localization of owl.
etc.

成績評価方法

出席（30%）、レポート（70％）で評価する。

Grading

Evaluation is based on attendance (30%) and report content (70%).

教科書および参考書

「行動の神経生物学」　G.K.H. Zupanc 著　　山元大輔　訳　(シュプリンガー・ジャパン）
「スタンフォード神経生物学」　L. Luo 著　　柚崎通介・岡部繁男　監訳　(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

授業時間外学習

配布資料を復習する。

Preparation and review

The printout of reference material will be distributed every time.

その他

全て対面で実施する。
GoogleClassroomのクラスコードは「zovqai3」で、資料配布等に活用する。
質問等に関してはメールにて随時受け付ける。