前期 金曜日 ４講時 総合研究棟２０１教室. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員/Instructor: 坂口 大洋. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: PES-EDU325J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.
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縮退化社会における公共文化施設のサスティナビリティ Sustainability of public cultural facilities in a shrinking society
本科目では、少子高齢化、ストックの活用などの日本が直面する縮退化社会における将来的な公共文化施設の未来を考える。施設とは何かを皮切りに制度の背景、サービスの成立基盤、社会における役割、活動をつくりだす様々なマネジメント手法、新たな動きを、豊富な実践例とトピックスをもとに理解することを目的とする。
更に、被災・復旧の過程を共有し検証することで、公共文化施設やサービスなどが果した役割、課題、今後の可能性を捉え、公共文化施設が持続的に活動する仕組みを具体的に考えてみたい。また、授業の中で、実際に現場で運営に関わる施設のスタッフをゲストで招聘したり、施設見学なども予定している。
This class will consider the future of public cultural facilities in the shrinking society that Japan is facing. Starting with what facilities are, the objective is to understand the background of the system, the basis for establishing services, their role in society, the various management methods that create activities, and new trends, based on actual examples.
① 公共文化施設の歴史的な背景、意義、役割、課題、運営の仕組みを理解する。
② 縮退化社会における公共文化施設の課題と今後の具体的な戦略を考えてみる。
(1) To understand the historical background, significance, roles, issues, and operational structure of public cultural facilities.
(2) To consider the challenges of public cultural facilities in a shrinking society and specific strategies for the future.
■公共文化施設と社会
１． ガイダンスと施設とは何か
２． 縮退化社会における公共施設マネジメントの課題
３． 制度としての公共文化施設
■公共文化施設の運営と実践
４． 公共文化施設の運営論１）「公の施設」と指定管理者制度
５． 公共文化施設の運営論２）アートマネジメント
６． 公共文化施設の運営論３）アウトリーチとワークショップ
７． 公共文化施設の実践にみる運営分析と調査方法
■文化的アクティビティーの場の役割
８． アートイベントにみる観光と文化
９． 創造都市と文化施設のアクティビティへの期待
１０． 平田オリザの「新しい広場をつくる」を考える。
■縮退化社会における公共文化施設のサステナビリティに向けて
１１． 施設ストック更新と2030年問題
１２． 東日本大震災の被災から復旧にみる文化の場の新たな動き１）
１３． 東日本大震災の被災から復旧にみる文化の場の新たな動き２）
１４． 社会包摂に向けた公共文化施設の実践
１５． プレゼンテーションとディスカッション
Public Cultural Facilities and Society
Management and practice of public cultural facilities
The Role of Cultural Activity Spaces
Toward Sustainability of Public Cultural Facilities in a Shrinking Society
出席状況10％ レポート及びプレゼンテーション90％ Attendance 10%, Report and Presentation 90%.
＊毎回プリント及び関連資料を配布する。
＊授業の一環として仙台市の公共文化施設見学を行うので、希望者は参加すること。（見学日時は受講生と相談の上、決定する）
（Googleクラスルーム対応）
①クラスコード
※教育学研究科ウェブサイトに掲載しているクラスコード一覧（HOME＞学生生活＞時間割表・シラバス等）で確認してください。
②第一回授業の開始時期
第一回4月12日（金）4限：14：40～
③授業の実施方法
資料配布方式
④関連資料の入手方法
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