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社会システム論: 相互行為と社会構造

水曜日 2講時. 単位数/Credit(s): 2. 授業代表教員/Director: 徳川 直人. 開講期間/Term of Classes: 前期. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: -J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

科目名/Subject

社会システム論

授業題目/Class subject

社会システム論: 相互行為と社会構造

授業担当教員/Lecturer

徳川直人

教室/Classroom

情報-512

授業の目的と概要/Object and Summary of Class

社会モデルの障害論に示唆を得た相互行為論の演習です。
「社会」(社会構造)を非制度的な相互行為とその制度化の体系(その意味でのシステム)として把握します。そのことにより、習慣的・無自覚的な日常を再帰的に振り返り、より自覚的で思慮深い実践に結びつけたいと思います。授業の形式(方法)は、テキストの講読と若干の演習です。

授業の形態は基本的に「教室にて対面」ですが、状況により、また、キャンパスが遠隔であるなどの事情によって、オンラインも組み合わせます。

学修の到達目標/Goal of study

「社会モデル」の疾病論・障害論を理解し、オルタナティブな社会的実践を構想することができる。
自明な日常を相対的に把握し、再帰的な想像力を身に付ける。
社会を相互行為とその制度化の体系として理解することができる。

授業内容・方法と進度予定/Contents and progress schedule of the class

テキストを順次読み進めながら、次の話題を縦横に組み合わせて講じます。

1)序論 introduction
 1.日常性と社会 everyday and the social structure
 2.相互行為論と質的方法 interactionism and the qualitative method
2)各論
 1.言語と経験 language and experience
 2.社会的カテゴリーと相互行為 social category and interactionism
 3.臨床と看護 clinical study and care
 4.障害学と相互行為論 disability studies and interactionism
 5.物語と意味 story and meaning
 6.コミュニケーションのハザード communication hazaard
3)結論
 1.再帰とは reflection
 2.声と耳の弁証法 dialogue between voice and ear

成績評価方法/Evaluation method

平常点と学期末レポート。比重は7:3程度。

教科書および参考書/Textbook and References

  • 色覚差別と語りづらさの社会学, 徳川直人, 生活書院 (2016) ISBN/ISSN: 4865000488

授業時間外学修/Preparation and Review

事前にテキストを読んでレジュメを作ります。
レジュメは、「注目した部分の抜粋・要約」、「関連する用語や事実の調査」、「応用的な考察」によって構成します。
本授業の参加者は非専門生なので、各自の関心に応じた抜粋や要約が基本となります。

その他・備考/In Addition・Notes

関連ウェブページ
http://www.sp.is.tohoku.ac.jp/toku/sakuhin/book/2016sikikaku.html

授業は情報科学研究科の院生と合同となります。
授業参加の形態については相談に応じます。

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