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社会変動学研究演習Ⅳ / Theory of Social Change(Advanced Seminar)IV

後期 火曜日 5講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 青木 聡子. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LIH-SOC617J. 使用言語: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

社会変動学研究演習Ⅳ

授業題目

記憶継承の社会学

Course Title (授業題目)

Sociology of memory inheritance

授業の目的と概要

戦争、災害、差別など、一般的にネガティブな感情をともなう記憶(=いわゆる「負の記憶」)に、人びとはいかに集合的に向き合ってきたのか。この授業では、「負の記憶」を語ること、聞くこと、そして継承することに着目して、現代社会のあり様を考えることを目的とする。

Course Objectives and Course Synopsis(授業の目的と概要)

How have people collectively faced memories that generally involve negative emotions, such as wars, disasters, and discrimination (so-called ``negative memories'')? The purpose of this class is to consider the state of modern society by focusing on talking about, listening to, and passing on "negative memories."

学習の到達目標

記憶の継承をめぐる様々な論点を理解し、それらを文化的、政治的、社会的文脈の中に位置づけられるようになる。

Learning Goals(学習の到達目標)

The goal of this course is for students to understand the various issues surrounding the inheritance of memory and to be able to place them in cultural, political, and social contexts.

授業内容・方法と進度予定

1 ガイダンス――授業の進め方について
2 経験を語ることの社会学(1)
3 経験を語ることの社会学(2)
4 経験を語ることの社会学(3)
5 経験を語ることの社会学(4)
6 経験を語ることの社会学(5)
7 経験を語ることの社会学(6)
8 経験を語ることの社会学(7)
9 経験を語ることの社会学(8)
10 経験を聞くことの社会学(1)
11 経験を聞くことの社会学(2)
12 経験を聞くことの社会学(3)
13 経験を聞くことの社会学(4)
14 経験を聞くことの社会学(5)
15 まとめ――制度化される記憶とその相対化

成績評価方法

授業での報告およびディスカッションへの参加40%、課題レポート60%

教科書および参考書

〇 テキスト:時間ごとに文献を指定します
〇 参考書:
(1) 関礼子編,2023,『語り継ぐ経験の居場所――排除と構築のオラリティ』新曜社. 
(2) 石井弓,2013,『記憶としての日中戦争――インタビューによる他者理解の可能性』研文出版.

授業時間外学習

指定されたテキストを事前に読んで、自分なりに論点を整理しておいてください。授業中に出される課題のために授業時間外の作業を要する場合があります。

その他

初回は必ず出席してください。やむを得ない理由で出席できない場合には、事前にメールで連絡をください。

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