後期 水曜日 ３講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 文学研究科教官. セメスター: 2学期. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LJS-OHS612J. 使用言語: 日本語.
現代日本学学芸分析特論Ⅲ
メディア・ミックスの歴史と展開
History and Development of the Media Mix
メディア・ミックスとは、複数の媒体を組み合わせて展開する広告戦略や、小説やマンガ、ゲームなどのコンテンツを異なるメディアへと展開させる手法の事を指す。現在の日本では恒常的にメディア・ミックスが行われているが、実は江戸時代からこうした手法は行われてきた。本講義では、日本のメディア・ミックスの歴史について江戸時代から現代までの流れについて学び、日本学研究のための多角的な視点を養う。
Media mix refers to an advertising strategy that combines multiple media, or a method of developing content such as novels, manga, and games across different media platforms. In Japan today, media mix has been a regular practice, but in fact, it has been practiced since the Edo period (1603-1868). In this class, students will learn about the history of media mix in Japan from the Edo period to the present, and develop a multifaceted perspective for Japanese Studies.
江戸時代以降の日本のメディア・ミックスの歴史と展開について理解する。
日本学研究のための多角的な視座を獲得する。
Understand the history and development of media mix in Japan since the Edo period.
Acquire a multifaceted perspective for Japanese Studies.
第1回：イントロダクション
第2回：メディア・ミックスとアダプテーション
第3回：江戸の社会と出版文化
第4回：演劇と小説、絵画の交錯
第5回：浮世絵と広告
第6回：歌舞伎とファンカルチャー
第7回：歌舞伎と寄席芸
第8回：近代以降のメディアの変遷
第9回：明治時代の出版メディアと演劇・映画
第10回：大正時代のメディア・ミックス①
第11回：大正時代のメディア・ミックス②
第12回：昭和戦前・戦中期のメディア・ミックス
第13回：戦後の展開
第14回：現代のメディア・ミックス
第15回：この授業のまとめと学期末課題について
出席・授業参加度（50％）、レポート（50%）を総合的に評価する。
教科書は使用せず、参考書は適宜指示する。
到達目標や授業内容に応じた準備学習が求められる。