前期 水曜日 ２講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 中西 太郎. セメスター: 5. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LHM-LIN314J. 使用言語: 日本語.
日本語学演習
方言調査法
Method of the dialect investigation
方言のしくみや地理的広がりを把握するための調査方法について具体的に検討する。記述的研究のほか、方言地理学や社会方言学、あるいは地方語文献による方言研究を取り上げる。また、方言会話の記録を一つのテーマとすることもある。学期の後半、ないし、夏休みに実際に方言調査を行うので、受講者は準備段階からそれに参加する必要がある。
なお、コロナウィルス感染症の影響で現地調査が困難な場合は、オンライン調査に切り替えて実施する予定である。
Investigation method to grasp structure of a dialect and a geographical expanse is considered specifically. Dialectology by a dialect geography in addition to a descriptive study and social dialectology or a vernacular document is taken up. The record of dialect conversation is made one theme. A dialect investigation is performed actually in the second half in a semester or the summer holidays, so a participant has to participate in that from the stage of preparations. If it is difficult to conduct a field survey due to the effects of coronavirus infection, we plan to switch to an online survey.
(1)方言調査の調査内容・方法を立案・検討できる
(2)方言調査の実施計画を立てて方言調査を実践できる
(3)方言調査の結果を報告し、議論を踏まえて次の研究課題を見つけることができる
(1) To be able to plan and examine the contents and methods of a dialect survey
(2) To be able to plan the implementation of a dialect survey and practice dialect research
(3) To be able to report the results of a dialect survey and find the next research topic based on the discussion
1.授業内容・日程、成績評価の方法などの説明
2.授業および調査の進め方についての検討、これまでの取り組みの解説、チーム編成作業
3.方言的特徴の調べ方についての解説（1）
4.方言的特徴の調べ方についての解説（2）
5.方言的特徴の調べ方についての解説（3）
6.テーマ等設定に向けての作業（1）
7.テーマ等設定に向けての作業（2）
8.テーマ中間報告（1）
9.テーマ中間報告（2）
10.調査票の作り方についての解説
11.模擬調査と録音機の使い方
12.調査票の検討(1)
13.調査票の検討(2)
14.テーマ最終報告（1）、調査実施準備
15.テーマ最終報告（2）、授業のまとめ
※授業の進み具合や履修者の習熟度、その時の社会的状況に応じた受講環境を考慮し、スケジュール・内容には多少の変更を加えることがある。
レポート(50%）・授業への参加状況（課題などへの取り組みを含む）（30%）・発表内容（20%）
教科書は使用しない。参考書は適宜授業で指示する。
(1)テーマの設定、中間報告、最終報告のための準備を行う。
(2)現地調査に参加し、結果の分析を行う。