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情報関係法令論

前期 水曜日 2講時. 単位数: 2. 履修年度: 2024.

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

基本的に対面を予定している。

連絡方法とクラスコード

Google Classroomを通じて連絡を行う。クラスコード:ofkbyqj

初回授業日等

4月10日(水)2限

授業の目的と概要

 実務に携わるアーキビストが備えておくべき情報関係法令の基礎知識を習得するとともに、今後の改正にも対応することができる基本的視座を獲得することを目的とする。

 本講義では、アーキビストとしての活動にあたり不可避的に関わる情報関係法令について、制度を支える理念および具体的な制度の内容を概説する。
 情報の管理・利用・公開に携わるアーキビストにとって、法令の知識と理解は極めて重要である。一方で、アーカイブズ機関の活動には法令の規制が及ぶから、法令遵守のために、いわば防御するために関係法令の学習が欠かせない。他方で、社会においてアーキビストとしての使命を十全に果たすために、関係法令の理念、具体的制度の背景にある制度目的を理解し、積極的に制度を活用するための学習も必要である。
 以上の理解に基づき、本講義では、法学、とりわけ行政法について前提知識を有していない受講生も、情報関係法令について基礎知識および理念の両方を習得することを目的とし、基本的事項から発展的内容までを概説する。

The course teaches students about topics relating to information law. Topics include the system of the Act on Access to Information, the Act on the Protection of Personal Information and the Public Records and Archives Management Act.

授業内容・方法と進度予定

1. ガイダンス
2. 情報関係法令を学ぶための法学の基礎(1)
3. 情報関係法令を学ぶための法学の基礎(2)
4. 行政活動と法
5. 行政による情報の収集・管理・利用の概観
6. 行政による情報の収集をめぐる問題
7. 行政による情報の管理をめぐる問題(1)
8. 行政による情報の管理をめぐる問題(2)
9. 行政による情報の利用をめぐる問題(1)
10. 行政による情報の利用をめぐる問題(2)
11. 行政による情報の公開の概観
12. 行政による情報の公開をめぐる問題(1)
13. 行政による情報の公開をめぐる問題(2)
14. 行政による情報の公開をめぐる問題(3)
15. まとめ
 受講者の人数・関心等に応じて、授業内容・方法は変更される可能性がある。

学習の到達目標

実務に携わるアーキビストが備えておくべき情報関係法令の基礎知識を習得するとともに、今後の改正にも対応することができる基本的視座を獲得することが、本授業の到達目標である。

成績評価方法

成績評価は、レポート(75%)および平常点(25%)によって行う。レポートは、関心を抱いた授業の内容について、自ら調査し検討を加えて執筆することを求める予定である。

教科書および参考書

授業中に指示する。

授業時間外学習

情報関係法令については日々議論が進んでいるから、関連するニュースを意識して追うこと。

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