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民法演習

後期 水曜日 4講時 法学部演習室4番 / 後期 水曜日 5講時 法学部演習室4番. 単位数: 2. 担当教員: 池田 悠太. 科目区分: 学部演習. 授業形態: 演習. 対象学年: 2,3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

週間授業回数

2回隔週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

授業に関する連絡はGoogle Classroomを用いて行う。クラスコードは「pjhdjzz」。

初回授業日等

10月9日(水)4限

授業の目的と概要

物権法は、研究対象として、古くて新しい。たとえば我妻栄「近代法における債権の優越的地位」(1927-1929)や川島武宜『所有権法の理論』(1949)に見られるように、古くから検討の対象となってきた問題であるが、最近でも、吉田克己=片山直也編『財の多様化と民法学』(2014)に収められた諸論文に見られるように、現代的な現象との関係で検討の対象となったり、いわゆる所有者不明土地問題に関する「民法等の一部を改正する法律(令和3年法律第24号)」や「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律(令和3年法律第25号)」の制定の際に検討の対象となったりしている。本演習では、いくつかの論文を読むことを通じて、物権法に関する問題の所在を発見し、問題の検討を深める。
In this seminar, we examine several academic articles in order to think more widely and more deeply about the law of real rights.

授業内容・方法と進度予定

演習形式による。第1回に、担当教員が、内容的な問題提起を行うとともに、文献読解の際の注意点についての説明を行う。第2回以降は、7つの文献を取り上げて、どのようなどのような目的でどのような内容が書かれているのか、それについて何が言えるか等について、担当者が報告を行い、それに基づいて全員で議論を行う。取り上げる文献は、古いものから新しいものまで、短編のものから長編のものまで、各自の関心や開講時点での出版状況に応じて、第1回に参加者と相談のうえ決定する。

学習の到達目標

物権法の内容に関する視野を広げ、理解を深めるとともに、民法に対する民法学によるアプローチのありようを知る。

成績評価方法

出席・報告・議論の状況による。

教科書および参考書

教科書は特に指定しない。参考書は初回に紹介する。

授業時間外学習

担当回については、報告を準備する。それ以外の回については、議論に参加する準備をする。

その他

「物権法」を受講済あるいは受講中であることが望ましいが、それに相当する自習ができれば十分である。講義で行われることになる(民)法解釈とは別のレベルで(民)法学に触れたい、論文を読んでみたい、といった関心からの参加も歓迎する。

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