シラバスの表示

社会保障法

前期 水曜日 1講時. 単位数: 4. 担当教員: 嵩 さやか. 科目区分: 展開講義. 授業形態: 講義. 対象学年: 3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

0

週間授業回数

2回毎週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

原則として対面で実施する。
また、担当教員の都合により、特定の回についてオンライン(オンデマンド)に変更する場合がある。

連絡方法とクラスコード

本講義受講者に対する連絡は、Google Classroomを通じて行う。(クラスコード:zpdm5a6)
質問は、授業の際に受け付ける。

初回授業日等

4月10日(水)1講時

授業の目的と概要

本授業は、少子高齢化の進展等に伴い、近年ますます関心が高まっている社会保障制度の仕組みを知ると同時に、社会保障制度を取り巻く法的問題・政策的課題についての知識を培い、幅広い法的思考力を養うことを目的とする。

This course teaches the basics of social security law in Japan. The goal of this course is to understand social security systems and enhance the ability to consider actual legal and political questions surrounding social security.

授業内容・方法と進度予定

<授業の実施方法について>
原則として対面で実施する。なお、担当教員の都合により、特定の回についてオンライン(オンデマンド)で実施する場合もある。
授業のレジュメ・資料は、事前にGoogle Classroomの「授業」欄に掲載する(クラスコード:zpdm5a6)。


<授業内容・進度予定>
本授業ではレジュメと下記の教科書を参照しながら、以下の項目について講義する。

第1回       ガイダンス・社会保障法の概要、生活保護制度の概要
第2~7回     生活保護制度の概要と法的問題
第8~11回     公的年金制度の概要と法的問題・企業年金制度の概要
第12~15回   公的医療保険制度の概要と法的問題
第16~17回   労災保険制度の概要と法的問題
第18回      雇用保険制度の概要
第19~20回   高齢者福祉(介護保険制度)の概要
第21~23回  障害者福祉の概要
第24~25回   児童福祉(保育所制度)の概要
第26~27回   社会福祉サービスの利用についての法的問題
第28回      児童手当の概要
第29回      横断的検討
第30回      総括と試験

 ただし、上記の進度予定は変更する場合がある。

学習の到達目標

第一に、主な社会保障制度の仕組みを、根拠条文をもとに正確に把握する。
第二に、授業で取り扱う法的問題について判例・学説上の対立などを理解し、政策課題については現行制度が抱える問題点とそれをめぐる議論について検討する能力を身につける。

成績評価方法

期末の筆記試験による。

教科書および参考書

1.教科書:
  『社会保障判例百選〔第5版〕』(有斐閣、2016年)
  笠木映里・嵩さやか・中野妙子・渡邊絹子『社会保障法』(有斐閣、2018年)
  なお、受講に際しては、社会保障関連の法律が掲載されている六法(『ミネルヴァ社会福祉六法2024』(ミネルヴァ書房、2024年公刊予定)などでも良い)を毎回用意すること。

 2.参考書:
  加藤智章・菊池馨実・倉田聡・前田雅子『社会保障法〔第8版〕』(有斐閣、2023年)
  西村健一郎『社会保障法入門〔第3版〕』(有斐閣、2017年)
  西村健一郎『社会保障法』(有斐閣、2003年)
  岩村正彦『社会保障法Ⅰ』(弘文堂、2001年)

授業時間外学習

レジュメ・資料と参照されている教科書の箇所を予習しておくこと。授業後は、レジュメや授業で扱った判例等に基づいて復習を行うこと。適宜、参考書や判例集を参照して自習することが望ましい。

 これと関連したシラバス 学務情報システムで確認
このシラバスを共有