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社会学

後期 金曜日 1講時 川北キャンパスC202. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員(所属)/Instructor (Position): 徳川 直人 所属:情報科学研究科. 対象学部/Object: 法経理保歯薬工(6~12組). 開講期/Term: 2セメスター. 科目群/Categories: 全学教育科目基盤科目-人文科学. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: ZFH-SOC101J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

各学部の履修内規または学生便覧を参照。

授業題目/Class Subject

相互行為の不思議な世界

授業の目的と概要/Object and Summary of Class

何気なく過ごしている「日常」がいかに当然でも無問題でもないことか。それは決して些末なことではなく「社会構造の実質」や「社会問題のリアリティ」を成しています。私たちの感じる息苦しさや生きづらさの内実でもあります。
社会学の役割の一つは、その日常性について反省の目を向けることです。それは単なる否定ではなく、より深く感じ考え、明日からできる身近な実践をさぐることでもあるでしょう。
本講は、その社会学の中でも特に日常の秩序にメスを入れる「相互行為論」を紹介し、考えてゆきます。

学修の到達目標/Goal of Study

1.社会・社会問題と日常性の関連に気づくことができるようになる
2.自己自身の自明性を捉え直してみることができるようになる
3.日常性について反省的な記述(記述し直し)ができるようになる

授業内容・方法と進度予定/Contents and Progress Schedule of the Class

授業支援システムとして Google Classroom を用います。第一回のイントロダクションにて説明いたします。

基礎理論にもとづきながら応用的な話題を紹介することによって「考えるヒント」にしてゆきます。
命題を「覚える」のではなく、それを使ったらどんな思考回路が開けるかを中心にします。研究法・調査法の話は含みません。

以下は目次案です。

第1回 イントロダクション:授業の概要と進め方
第2回 序論 日常性と社会学~第1話 「無関心というルール」前編
第3回  第1話 後編
第4回  第2話「傷つけられやすさ:スティグマをめぐる応酬」前編
第5回  第2話 後編
第6回  第3話「夫が育児をしてみると:ジェンダーと労働」前編
第7回  第3話 後編
第8回  第4話「臨床と看護:たたきあげ法の衝撃」
第9回  第5話「核家族化とは本当か:家族の構造と機能」前編
第10回  第5話 後編
第11回  第6話「決まりだらけの社会では:学校と収容所」前編
第12回  第6話 後編
第13回  第7話「つくられた障害:「問題」の社会的構成」前編
第14回  第7話 後編
第15回 結論 「社会が変わる」とは

「ミニットペーパー」を実施します。
学期中に「宿題」があります。
学期末には授業関係の自由研究的な学期末レポートを実施します。いわゆる「試験」はありません。

成績評価方法/Evaluation Method

平常点(ミニットペーパーと宿題)と学期末レポートによって評価します。比重は半々。
レポートの要領や採点法は公表します。
課題内容は授業を参考にしながらも受講生が自由に設定する形を予定しています。

教科書および参考書/Textbook and References

    授業時間外学修/Preparation and Review

    日常の観察を習慣づけるよう促されます(提出とは限りません)。
    それとは別に自由調査的な「宿題」を求められることがあります。

    授業へのパソコン持ち込み【必要/不要】/Students must bring their own computers to class[Yes / No]

    不要

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