前期 木曜日 4講時 川北キャンパスA307. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員(所属)/Instructor (Position): 森田 明弘 所属:理学研究科. 対象学部/Object: 理(数物地生). 開講期/Term: 3セメスター. 科目群/Categories: 全学教育科目学術基礎科目-基礎化学. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: ZDC-CHE102J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.
各学部の履修内規または学生便覧を参照。
化学熱力学
熱力学は分子・物質の巨視的な性質を扱う学問で、そこで得られる概念は、化学全般および広い分野の科学や技術を理解する柱となる見方を与える。熱や仕事とエネルギーの概念に加えて、物質の安定性、化学変化の方向や平衡、自由エネルギーなど、今後の化学現象を捉える基本的な考え方を学ぶことが目的である。また、熱力学で得られる法則や概念を、分子レベルから理解するための統計的な考え方についても学ぶ。
仕事と熱とエネルギーの関係を理解する。
自発変化の方向とエントロピー増大の意味を理解する。
自由エネルギーに基づいて物質の安定性と平衡を捉えられる。
熱力学的概念を分子レベルで裏付ける考え方を学ぶ。
第1回 熱力学とは
第2回 気体の性質
第3回 熱力学第一法則
第4回 エンタルピーと熱化学
第5回 カルノーサイクル
第6回 熱力学第二法則
第7回 エントロピー
第8回 熱力学第三法則
第9回 自由エネルギー
第10回 化学ポテンシャル
第11回 相平衡
第12回 化学平衡
第13回 溶液の束一的性質
第14回 表面張力
第15回 電解質溶液
期末試験およびレポート提出による。
化学熱力学は厳密で明快な論理で体系づけられた学問であり、きちんと理解できていれば応用が広がっていく。そのためには、自分で他の人に論理を説明できるレベルで理解しておく学習が求められる。必要な数学についても適宜解説するので復習しておくこと。宿題や課題を随時出すので、それを解いて提出すること。
不要