前期 月曜日 ４講時 川北キャンパスＢ２０１. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員/Instructor: 吉戒 直彦, 菊池 隼. セメスター/Semester: ３セメスター. 対象学科・専攻/Departments: 全学科共通. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: YAL-PHA223J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.
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有機化学３では、各種分析法や分光法を用いた有機化合物の構造決定法、および芳香族化合物の性質、反応性、合成法について学習する。
In the organic chemistry 3, students will learn about instrumental methods 1) to determine the molecular weight and molecular formula of a compound, 2) to identify a compound’s functional groups, 3) to identify the carbon-hydrogen framework of a compound. Students will also learn about a) aromoticity of benzene, and b) reactions of aromatic compounds.
・機器分析[質量分析法，赤外分光法，核磁気共鳴(NMR)分光法]による簡単な有機化合物の構造決定ができるようになる。
・共役化合物の特徴と共鳴の概念を説明でき、共鳴構造・共鳴混成体を書けるようになる。
・速度論支配の反応と熱力学支配の反応について説明できるようになる。
・Diels–Alder反応とその有機合成への応用を説明できるようになる。
・芳香族性を定義し，芳香族化合物の化学的性質と反応性について説明できるようになる。
・芳香族求電子置換反応の機構と種類、およびそれを利用したベンゼン環に対する置換基導入法について説明できるようになる。
・ベンゼン環上の置換基効果を理解し、多置換ベンゼンの合成法について説明できるようになる。
・芳香族求核置換反応の機構を説明できるようになる。
・ベンザインの発生法と反応性，およびベンゼン上の置換基の変換反応について説明できるようになる。
1 吉戒・菊池 質量分析法
2 吉戒・菊池 赤外分光法
3 吉戒・菊池 NMR分光法(1)
4 吉戒・菊池 NMR分光法(2)
5 吉戒・菊池 NMR分光法(3)
6 吉戒・菊池 共役、共鳴、ジエン(1)
7 吉戒・菊池 共役、共鳴、ジエン(2)
8 吉戒・菊池 共役、共鳴、ジエン(3)と中間試験
9 吉戒・菊池 ベンゼンと芳香族化合物(1)
10 吉戒・菊池 ベンゼンと芳香族化合物(2)
11 吉戒・菊池 芳香族求電子置換反応(1)
12 吉戒・菊池 芳香族求電子置換反応(2)
13 吉戒・菊池 芳香族求核置換反応
14 吉戒・菊池 芳香環上の置換基の変換
15 吉戒・菊池 芳香族化合物の多段階合成
定期試験（50%）、中間試験（30%）及び平常点（20%）で評価する。
Evaluation will be performed based on final examination (50%), midterm examination (30%), and regular assignments (20%).
講義の該当箇所について事前に教科書を一読しておくこと。毎回、教科書の章末問題から選んだ問題をレポート課題として課す。それ以外の問題にも積極的に取り組むこと。
Students are advised to do preparation and review using the textbook. Selected problems from the textbook will be used as regular assignments.