8：30～17：00. 単位数/Credit(s): 6. 授業代表教員/Director: 宮下 光令. 開講期間/Term of Classes: 2024年5月〜2024年6月 From May,2024 to June. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: -J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.
がん看護専門看護学実習Ⅱ
がん看護専門看護学実習Ⅱ
（Oncology Nursing Practice Ⅱ）
緩和ケア看護学分野 教授 宮下 光令
成人看護学分野 教授 今谷 晃
がん看護学分野 助教 吉田 詩織
Professor Mitsunori Miyashita, Professor Akira Imatani, AssistantProfessor Shiori Yoshida Tohoku University,
東北大学病院
Tohoku University Hospital
がん看護専門看護師に必要とされる6つの実践能力である「実践」「教育」「相談」「調整」「研究」「倫理」に関して実習課題を設定し、がん専門医・がん看護専門看護師の指導を受け、課題達成のための計画を立案し、実践、評価を行い、修得を目指す。
Practical tasks are set in relation to the six practical skills required of Certified Nurse Specialist (CNS) in oncology nursing: practice, education, consultation, coordination, research and ethics, and under the guidance of specialist cancer doctors and specialist cancer nurses, plans are drawn up to achieve the tasks, practised and evaluated, with the aim of mastering them.
１．がん特定専門分野における患者を受け持ち、家族や重要他者を含めた看護を実践するために、情報収集・アセスメント・計画立案・実施・評価の過程を踏み、卓越した看護実践ができる。
２．がん特定専門分野における看護実践を行う中で、看護チームメンバーからの相談を受ける場面を意図的に持ち、既習の理論を用いてその内容を分析し、コンサルテーションについて学修する。
３．がん特定専門分野において、受け持ち患者のケアが円滑に行われる為に、医師・薬剤師・看護メンバー等の保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行い、評価できる。
４．がん特定専門分野において、受け持った患者について、スタッフナースに対する教育の機会を設け、企画・実施し、評価することができる。
５．がん看護分野の実践の場での看護研究の課題を見出し、研究のテーマを掘り下げる事ができる。
６．がん看護分野における倫理的な感性を高め、倫理的葛藤が生じている場面を取り上げ、その調整法について考えることができる。
1. Assessment of necessary medical care and nursing for cancer patients and families in charge and expert nursing practice can be done.
2. Consultation from members of oncology nursing team will be analyzed using consultation theory.
3. Coordinate and evaluate between doctors, pharmacists, nurses, etc.
4. Provide educational opportunities for staff nurses, plan, implement and evaluate.
5. Find issues in oncology nursing
6. Improve ethical sensitivity in oncology nursing, think about ethical coordination.
１．実習の進め方
１）学内演習(45時間)
（１）オリエンテーション
（２）既習のがん看護専門看護師の6つの役割に関する自己の課題を達成するための計画を立案し、教員および実習指導者の指導を受けながら、実習計画内容について修正・検討し決定する。
（３）教員および実習指導者の指導を受けながら、実習場との事前打ち合わせを行う。
（場所、時間、対象患者の選定、患者への説明・了解方法、実習内容等）
２）臨地実習(270時間以上)
（１）オリエンテーション
（２）がん看護分野の関心領域において、最低２名のがん患者を受け持ち、フィジカルアセスメント・検査所見・主訴などの情報を統合し、全人的・多角的に看護アセスメントできる。そのアセスメントに基づき、多職種と協働しながら問題解決を図る方略を検討し、評価できる（実践）。
（３）がん専門分野の教育的機能を果たすために、受け持った患者の実践上のモデルをスタッフナースに提示し、洞察の機会を提供する。また、がん専門分野において勉強会などを開催する（教育）。
（４）がん専門分野の実践を行う中で、看護チームメンバーからの相談を受ける場面を意図的に持ち、既習の理論を用いて内容を分析し、相談内容の解決の方向に向けて努力する（相談）。
（５）がん専門分野において、受持患者などのケアが円滑に提供されるために医師・薬剤師・ソーシャルワーカー・看護職者等の保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う（調整）。
（６）がん専門分野において倫理的な感性を持って、倫理的な葛藤が生じている場面について意図的に取り上げ、その調整方法について考える。可能であれば、指導者と共にその場の倫理的調整を行う（倫理）。
（７）がん専門分野において、看護研究の課題を見出し、研究のテーマを掘り下げる（研究）。
（８）（２）、（３）、（４）、（５）、（６）、（７）について教員及び実習指導者の指導を受けながら６つの役割に関す記録用紙に基づき実践・展開する。
（９）（２）、（３）、（４）、（５）、６）、（７）について教員及び実習指導者の指導を受けながら実習計画書に基づき実践・展開した内容について検討・評価し、実習記録用紙に記録する。
（１０）（２）、（３）、（４）、（５）、（６）、（７）について教員及び実習指導者の指導を受けながら、定期及び中間カンファレンスにおいて、前半の実習内容を評価し、必要に応じて、後半の実習計画を検討・修正する。
（１１）実習終了時には実習内容をまとめ、発表し、レポートを作成する。
２．指導体制
・実習中は実習指導者が学生の指導を行い、教員は報告を受けスーパーバイズや必要な連絡調整を行う。医師は学生の診断・治療に関する医学的判断の妥当性について、実習全期間を通してスーパーバイズを行う。
・実習中、学生はがん看護専門看護師、実習指導者、教員と共に随時カンファレンスを行い、実習終了時には今後の自己の課題を明確にするカンファレンスを行う。
３．実習指導者および実習指導助言者
１）実習指導者
今谷 晃 (成人看護学教授・消化器内科医師）
横田 則子 (がん看護専門看護師)
金澤 麻衣子 （がん看護専門看護師）
杉山 育子 （がん看護専門看護師）
※詳細は実習要項参照。
Campus exercise (45 hours)
Review the six roles of Certified Nurse Specialist (CNS) in oncology nursing and prepare concrete practicing plans.
Oncology Nursing Practice ( Over 270 hours)
Plan, practice, and evaluate the six roles of Certified Nurse Specialist.
実習達成度、実習に取り組む姿勢、実習レポート、カンファレンスへの参加態度を総合的に評価する。
Students are required to prepare for a class according to the goal and contents of each class.
到達目標や授業内容に応じた準備学習が求められる。
Students are required to prepare for a class according to the goal and contents of each class.