毎週火曜日 18：00～19：30. 単位数/Credit(s): 2. 授業代表教員/Director: 朝倉 京子. 開講期間/Term of Classes: 2024年4月9 日（火）～2024年11月末日. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: -J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.
看護科学論Ⅱ
・看護学の知を生み出す研究者としての科学哲学的立脚点の獲得
・看護学の知の集積に基づく概念的思考力と理論生成・構築力の修得
教授 朝倉京子 教授 大森純子
オンライン
・看護学研究を志す者として、自らの研究が生み出す知の特徴を理解し、それが看護科学の体系化にどのように貢献するのかを理解する。
・看護学を発展させるために基盤となる、看護事象の捉え方と概念的思考について理解し、概念分析と理論生成・構築に有用な手法や枠組みを理解する。
・看護学の学際的発展を志向する研究者としての基盤的素養を自ら涵養する。
１）看護学の構築に寄与する科学哲学的前提について理解する。
２）自らの研究が看護学の体系化にどのように寄与できるかを考察する。
３）自らの関心事象について概念的思考を深める。
４）自らの関心テーマの知の集積に基づく理論生成・構築について検討する。
５）概念･理論の生成･構築と研究デザインの関係、看護学の発展について議論する。
１）授業方法：上記の到達目標を達成するためにプレゼンテーションと討議を行う。
２）授業計画：（第1回～第8回までは、火曜日14:40～16:10に開講する。博士前期課程「看護科学論Ⅰ」と同時開講となる。）
＜第1回：ガイダンス、授業課題達成に向けたフリー討議＞
具体例：看護学とはどのような学問か、看護学は科学か、科学であるなら看護学はどのような科学か、どのようなデザインの研究がどのような科学観に基づくのか、など（朝倉京子）
＜第2～8回：学生の自主的なプレゼンテーションと討議＞
第2回：科学とは何か（朝倉京子）
第3回：科学哲学の理解①（朝倉京子）
第4回：科学哲学の理解②（朝倉京子）
第5回：科学哲学の理解③（朝倉京子）
第6回：科学哲学の理解④（朝倉京子）
第7回：科学哲学の理解⑤（朝倉京子）
第8回：＜中間討議＞ 近代科学とは何か、科学の成立要件とは何か、看護科学が生み出す知の特徴とは何か、看護科学の体系化はいかにして実現するのか、など（朝倉京子）
＜第9～14回：学生の自主的なプレゼンテーションと討議＞
第9回：看護学における概念と理論、知の創造（ナレッジ・マネジメント）（大森純子）
第10回：概念分析/理論生成・構築①（大森純子）
第11回：概念分析/理論生成・構築②（大森純子）
第12回：概念分析/理論生成・構築③（大森純子）
第13回：サブストラクション、アウトカムモデル①（大森純子）
第14回：サブストラクション、アウトカムモデル②（大森純子）
第15回：＜最終討議＞自らの今後10年間の研究者としてのビジョン、看護の学際的発展への貢献、関心テーマのナレッジ・マネジメントのあり方、など（大森純子）
出席状況、課題への取り組み状況（プレゼンテーション内容）、討議への参加などで総合的に評価する。
授業でのプレゼンテーションの準備、ならびにディスカッションへの参加のため、授業参加にあたって事前に学習する必要がある。
・オフィスアワーおよびメールアドレスなど
朝倉京子教授：火曜日１１：００－１２：００, asakura@med.tohoku.ac.jp
大森純子教授：水曜日１１：００－１２：００, junko-omori@med.tohoku.ac.jp
・授業は原則としてオンラインで行います。Google Classroomにオンライン教室や開講日程などの最新情報を掲載しますので、確認のうえ受講してください。