哲学研究演習Ⅰ / Philosophy(Advanced Seminar)I

前期 火曜日 ３講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 直江 清隆. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LIH-PHI608J. 使用言語: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

哲学研究演習Ⅰ

授業題目

生命の哲学

Course Title (授業題目)

Seminar on philosophy of life

授業の目的と概要

20世紀以降の生命の哲学／生物学の哲学の基礎文献を読み、基礎的な問題構成を理解する。

Course Objectives and Course Synopsis(授業の目的と概要)

The aim of this course is to read the basic literature on the philosophy of life and philosophy of biology since the 20th century and understand their basic structure.

学習の到達目標

・生命哲学／生物学の哲学の基本概念について説明をすることができる。
・生命哲学／生物学の哲学に孕む様々な問題とその解決方について論じることができる

Learning Goals(学習の到達目標)

・Explain the essential concepts of the philosophy of life and the philosophy of biology
・Discuss the fundamental issues in the philosophy of life and the philosophy of biology

授業内容・方法と進度予定

この授業では、参加者による論文紹介と討論をメインとし、じっくり討論することに力点を置く。授業開始時に提示された日本語ないし英語の文献(V.v,ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス　知覚と運動の人間学』/ Colin Allen et al.(ed.), Nature's Purposes: Analyses of Function and Design in Biology/キム・ステレルニー 、ポール・E・グリフィス『 セックス・アンド・デス　生物学の哲学への招待』)の文献リストをもとに選択する。以下のような内容を想定する。

1，オリエンテーション
2，ゲシュタルトクライス　自然哲学から生理学へ⑴
3，ゲシュタルトクライス　ゲシュタルトクライス　自然哲学から生理学へ⑵
4，ゲシュタルトクライス　相即原理
5，ゲシュタルトクライス　生物学的行為と主体
6，ゲシュタルトクライス　パトス的範疇
7，生物学的機能　生物の固有機能
8，生物学的機能　機能と自然選択
9，生物学的機能　機能とデザイン
10，生物学的機能と適応、自然のデザイン
11，進化的説明⑴
12，進化的説明⑵
13，進化と人間本性⑴
14，進化と人間本性⑵
15，まとめ

成績評価方法

レポート（報告を含む） 80% 授業への参加 （討論）20%

教科書および参考書

V.v,ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス』木村敏、濱中淑彦訳 / Colin Allen et al.(ed.), Nature's Purposes: Analyses of Function and Design in Biology/キム・ステレルニー 、ポール・E・グリフィス『 セックス・アンド・デス』松本 俊吉監修・解題は適宜配布する。

授業時間外学習

事前にテキストを読み、議論に備える。また、授業での方向、議論をもとに、振り返って考察する。