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日本語学講読 / Japanese Linguistics (Reading)

後期 木曜日 2講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 大木 一夫. セメスター: 6. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LHM-LIN313J. 使用言語: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

日本語学講読

授業題目

日本語分析法II —言語変化研究

Course Title (授業題目)

Methods of analyzing the Japanese language II: study of language change

授業の目的と概要

日本語史研究は、古い時代の日本語がどのような姿であったのかという点は、かなり精細に明らかにしてきている。それに対して、言語はどのように変化するのか、また、言語はなぜ変化するのかという観点からの分析が十分ではない。そこで、日本語の歴史上におこった言語変化をあとづけながら、そこにはどのような変化があったのか、また、なぜ変化したのかという観点からの分析を加える。参加者が調査・考察をおこなって、その成果を発表し、議論する。

Course Objectives and Course Synopsis(授業の目的と概要)

In this course, we will clarify the linguistic changes that have occurred in the history of the Japanese language, and analyze them from the viewpoint of what kind of changes there were and why they occurred. Participants will conduct their own research and considerations, present their findings, and discuss them.

学習の到達目標

(1) 日本語史研究にかかわる文献資料が読めるようになる。
(2) 日本語史上の言語変化の問題点を見いだすことができるようになる。
(3) 言語変化をとらえるための調査をおこない、それにもとづき報告・議論ができるようになる。

Learning Goals(学習の到達目標)

The purpose of this course is to help students
(1) be able to read literature related to the study of Japanese language history.
(2) be able to find the problem of language change in Japanese language history.
(3) be able to conduct research to clarify language changes, and report and discuss based on them.

授業内容・方法と進度予定

1. ガイダンス
2. 言語変化研究の現状(1)
3. 言語変化研究の現状(2)
4. 言語変化研究の現状(3)
5. 言語変化研究の問題意識(1)
6. 言語変化研究の問題意識(2)
7. 言語変化についての研究発表(1)
8. 言語変化についての研究発表(2)
9. 言語変化についての研究発表(3)
10. 言語変化についての研究発表(4)
11. 言語変化についての研究発表(5)
12. 言語変化についての研究発表(6)
13. 言語変化についての研究発表(7)
14. 言語変化についての研究発表(8)
15. 言語変化についての研究発表(9)、まとめ

成績評価方法

参加態度・レポート。上記の到達目標に即して総合的に評価する。詳細は開講時に示す。

教科書および参考書

テキスト:大木一夫編『ガイドブック日本語史調査法』ひつじ書房2019。
その他、必要なテキストはコピーして配布する。参考文献は講義内で随時示す。

授業時間外学習

日本語史研究・言語変化研究にかかわる文献資料を読んで参加する。
言語変化の過程、要因の研究方法について検討する。
日本語史上の言語変化についての調査をおこなう。

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