前期 月曜日 ３講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 片岡 龍. セメスター: 5. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LHM-PHI301J. 使用言語: 日本語.
日本思想史各論
水平社・西光万吉論Ⅰ
Study on The Suiheisha・Saiko MankichiⅠ
日本の思想文化を研究するための基本知識を身に付けることを目的とし、テキスト（『西光万吉集』からセレクト）と研究論文を精読した発表をもとに、対話をとおして思想史の方法論的自覚を高める。
The purpose is to acquire the basic knowledge for studying Japanese thought and culture, and to raise the methodological awareness of the history of thought through dialogue based on presentations that carefully read the text（『西光万吉集』）and research papers.
思想史学の基本的な研究方法（文献調査、伝記研究、時代的考察、テーマ設定など）を身に着ける。
Acquire the basic research methods of the history of Japanese Philosophy.
授業は基本的に発表・対話形式で進める。
第１回：ガイダンス
第２回：水平社・・西光万吉について
第３回：映画『橋のない川』から
第４回：よき日のために（水平社創立趣意書）
第５回：人間は尊敬すべきものだ
第６回：業報にあえぐ ―大谷尊由氏の所論について。特に水平運動の誤解者へ―
第７回：水平社が生まれるまで
第８回：農民運動の思い出
第９回：神に聴く政治運動１ ヴィヴェカナンダとガンジーの場合
第10回：神に聴く政治運動2 ガンジーとネールの場合
第11回：偶感雑記―九月二十八日夜より―
第12回：不戦日本の「国際和栄政策」について
第13回：講演・人権の日に
第14回：略歴と感想、夫・西光の思い出、西光と和栄運動
第15回：住井すゑから
※第4～14回のテキストは、『西光万吉集』（解放出版社、1990）からの例示
定期試験：なし
平常点100％（出席40％、発表・討論60％）
教科書（テクスト）・参考書：授業中に適宜資料を配布します。
発表担当の準備だけでなく、毎回の討論に備えて各回のテキストに事前に目を通しておく。