後期 火曜日 ５講時. 単位数: 2. 担当教員/Instructor: 木村 邦博. セメスター: 4. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: LHM-OSO201J. 使用言語: 日本語.
行動科学概論
社会調査の実際
Social Survey Methodology
社会調査を遂行しておく上で理解しておくべき、調査目的に合った調査企画・設計の方法と、データ蒐集やデータ分析の主要な技法について理解する。基本的な考え方と同時に、現実に遭遇する具体的な問題にどう実際的に対処していくかについても把握する。
This course serves as an advanced course on social surveys. It helps students understand the practical knowledge that should be useful in planning surveys, interviewing, and analyzing survey data.
社会調査を遂行するために基本的な技法に関する知識を得る。
This course helps students acquire practical knowledge of social surveys.
この科目の授業は Google Classroom (Meet を含む) を利用して実施します。
Classroomにアクセスし、クラスコードを入力してください。
1. 調査票の設計とワーディング1（説明・仮説・作業仮説、様々な調査実施方法）
2. 調査票の設計とワーディング2（調査票の構成、ワーディングと回答の歪み）
3. 標本抽出と統計的推測1（標本抽出法）
4. 標本抽出と統計的推測2（統計的推測）
5. 標本抽出と統計的推測3（統計的検定）
6. 因果推論の方法1（因果関係と相関関係）
7. 因果推論の方法2（因果的規定力の推定）
8. 測定と尺度構成1（測定と尺度構成の考え方）
9. 測定と尺度構成2（多次元尺度の考え方）
10. 測定と尺度構成3（社会的地位の測定法）
11. 多変量解析の基礎1（重回帰分析の考え方）
12. 多変量解析の基礎2（質的変数と重回帰分析）
13. 多変量解析の基礎3（パス解析と因子分析）
14. データの整理と作成1（調査票の配布・回収からエディティング、コウディング、データ入力とクリーニングまで）
15. データの整理と作成2（非定形データの処理・分析法）
We will use Google Classroom (including Meet).
The contents and schedule are as shown below:
1. Research Hypotheses and Decision of Survey Mode
2. Questionnaire Design and Wording
3. Sampling Methods
4. Statistical Estimation
5. Hypothesis Tests
6. Correlation and Causal Inference
7. Estimation of Causal Effects
8. Measurement and Scaling
9. Multidimensional Scaling
10. Socio-Economic Scale
11. Regression Analysis
12. Multiple Regression Analysis
13. Path Analysis and Factor Analysis
14. Coding and Editing
15. Text Mining
レポート（Google Classroom で提出）による。
Students are evaluated on their submitted assignment.
参考書：原 純輔・海野道郎 『社会調査演習［第2版］』 東京大学出版会、2004
参考書と補足資料（Google Classroom で配付）などで予習・復習をする。
(1) 行動科学概論（社会調査の基礎）とあわせて受講することが望ましい。
(2) 社会調査士資格認定標準科目Bに対応。
(3) 受講希望者は初回の授業までに必ず Google Classroom 上で授業計画・実施方法等を確認すること。