前期 木曜日 1講時. 単位数: 2. 履修年度: 2024.
原則として、対面で実施する。
質問は、授業後に受け付ける。Google Classroomのクラスコード:bcbz6tf
10月3日(木) 1講時
この授業は、フランス法に関心を持つ研究大学院の学生を対象に、法についてフランス語で書かれた文献を読むことを通じて、フランスの法・文化・社会に対する理解を深めることを目的とする。さらに、フランスを鏡として、日本法の理解を深めることも、重要な目的である。
The purpose of this course is to deepen the understanding of French law, culture, and society through the reading of articles written in French on law. Furthermore, it is also an important objective to develop the understanding of Japanese law, comparing with French law.
1.授業内容
フランス法(フランスの社会保障法)に関するフランス語の文献を受講者とともに読解し、日本法と比較しながらフランスの社会保障(とりわけ社会保険)の制度体系の特徴・課題等を検討する。
2.教育方法
各受講者が、毎回、教材の指定された部分の翻訳を提出し、他の受講者と担当教員とその内容について検討・質疑を行う形式で進める。なお、必要に応じてフランスの法律等を参照できるよう、PC等の持参が望ましい。
3.予定
第1回 ガイダンス・教材の説明
第2回 F. Kessler « Droit de la protection sociale (8e éd.) » Dalloz, 2022,para.136-139
第3回 上記資料 para.140-143
第4回 上記資料 para. 144-147
第5回 上記資料 para. 148-151
第6回 上記資料 para.152-155
第7回 上記資料 para.156-159
第8回 上記資料 para.160-163
第9回 上記資料 para.164-166
第10回 上記資料 para.167-169
第11回 上記資料 para.170-172
第12回 上記資料 para.173-175
第13回 上記資料 para.176-178・ゼミレポートの作成方法指導
第14回 上記資料 para.179-180
第15回 社会保障制度体系の日仏比較・総括
※教材読解の進捗は受講者の人数・フランス語能力等によって変動する。
各回の授業内容についてはその都度具体的に周知する。
フランス語の法律文献を正確に訳すことができ、さらにその内容について理解し検討することができる。
毎回の授業における翻訳および質疑応答、授業への取り組みの状況を評価対象とする「平常点」(50%)と、「レポート試験」(50%)による。なお、成績評価に際しては、上記の<学習の到達目標>が指標の1つとなる。
F. Kessler « Droit de la protection sociale (8e éd.) » Dalloz, 2022
(授業中に上記書籍の一部を配布する)
次回分として指定された箇所の邦語訳を作成する。その他の詳細は、授業中に指示する。
質問は適宜、授業後に受け付ける。
本授業は法科大学院との合併により開講する。