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西洋政治思想史演習Ⅱ

後期 金曜日 2講時. 単位数: 2. 履修年度: 2024.

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

メール hiroki.kakoo.d5@tohoku.ac.jp  s4mdxj5

初回授業日等

10月4日

授業の目的と概要

この授業では、政治思想史の古典を講読する。授業の重要な目的は、学生が古典的著作の内容を正確に読み取る力を涵養することであり、プレゼンテーションおよびディスカッションの能力を陶冶することである。


In this course, students will read political classical writings. A key goal of the class is to help students' ability to interpret the contents of classical texts precisely and to cultivate their skills in presentation and discussion.

授業内容・方法と進度予定

上述のように、この授業では、政治思想史の古典を講読する。各回、報告者による報告、質疑応答の順で構成する。参加者には参加と予習、および積極的なコミットメントが不可欠である。報告者は、該当範囲のレジュメ、その他の参加者は、コメントを準備する必要がある。ルソー『社会契約論』、マキァヴェッリ『ディスコルシ』第2巻などを講読する予定だが、参加者の数や質に応じて変更することもありうる。初回の授業にはテキストを準備しておく必要はないが、必ず参加すること。差し当たり、次のような内容で進めていく予定である。

1オリエンテーション 2-3統治の正統性 4-5契約と主権 6-7政体 8-9古代の模倣 10-11腐敗の対処 12-13市民宗教 14結論 15総括

演習は、他の学生と討論できる貴重な場であり、大学の授業の要の一つでもある。毎回の出席と予習はもちろん、討論に物怖じせず積極的に取り組むことが望まれる。「ゼミの勉強は大変だろうが、刺激的な知的経験を得たい」と思う参加者を学年を問わず歓迎する。

学習の到達目標

①古典的著作を正確に読み取る力をつける。
②著作の歴史的背景を理解する。
③自らの意見を説得的に発言し、他者の意見を真摯に傾聴する能力を涵養する。

成績評価方法

平常点(テキストの正確な理解、発言の回数や質など)。

教科書および参考書

ルソー『社会契約論』(岩波文庫)。マキァヴェッリ『ディスコルシ』(テキスト配布あるいはちくま学芸文庫)。参考書は必要に応じて提示する。

授業時間外学習

上記の通り。

その他

授業の連絡及び講義資料等の配信は、Google Classroomを使用して行うことを原則とする。
相談等は、メールで随時受け付ける。

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