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民法演習

後期 木曜日 2講時 法学部演習室4番. 単位数: 2. 担当教員: 久保野 恵美子, ROOTS MAIA. 科目区分: 大学院科目. 授業形態: 演習. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

週間授業回数

1回毎週

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面式を予定。

連絡方法とクラスコード

授業についての連絡はGoogle Classroomを用いて行う。クラスコード:jiil4qh

初回授業日等

10月3日説明会、10月10日初回授業(予定)。

授業の目的と概要

 家族法上の様々な問題を扱った学術論文を読み、授業で報告及び議論することを通じて、家族法に対する理解を深めること、及び、論文を読む力を身につけることを主な目的とする。
 婚姻、離婚や親族間の扶養等といった、家族法の講義や教科書で取り上げられているテーマについて、より深く学ぶこと・考えることのみならず、家族法を理解するには重要であるけれども、必ずしも家族法の講義で十分に取り上げる余裕がないテーマ(例えば、子の社会的養護、生殖補助医療により生まれた子の出自を知る権利など)についても、知識・理解を深めることとする。
 他分野からの示唆、(比較法を通しての)国際的視点、ジェンダーの視点等といった様々な視点を含む論文も選定することで、家族法に対する理解をさらに深めることも目指したい。

授業内容・方法と進度予定

 毎回担当者を決めて、一つの論文等を中心に、報告してもらう。報告者には、その内容、著者の主な主張等を整理し、自分なりの検討を加えることが期待されている。報告者以外の受講者も、論文を熟読した上で授業にのぞむこと。報告後、他の受講者との質疑応答・討論を行う。なお、各受講者が、各テーマの前提知識について、自ら使用する教科書等で確認しておくことが求められる。
 論文の候補のリストは、教員が初回の授業で提示する。例えば、二宮周平編集代表「現代家族法講座シリーズ」(日本評論社)各巻に所有された論文(同シリーズについては、https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8308.html参照)が候補となるが、受講者の関心や希望に応じて変更や追加がありうる。

第1回 ガイダンス
第2回~第15回 論文についての報告及び討論

学習の到達目標

 家族法上の問題をより深く理解し、更には、法学の文書を的確に読解できるようになることが主な目標である。また、ある論文・テーマにつき報告・議論をすることにより、学術論文を批判的に検討し、討論する能力を養う。

成績評価方法

演習への参加状況(議論への貢献の程度、報告内容など)に基づいて行う。

教科書および参考書

初回の授業で案内する。

授業時間外学習

報告担当回には、取り上げる論文等を読んで報告の準備をする。報告を担当しない回には、取り上げられる論文等を熟読して、家族法の教科書等を読んで理解を深め、議論への参加に備えること。

その他

この授業で読む論文等は、全て日本語のものである。
家族法の講義を受講済みであること、又は自習により家族法を習得していることを受講の要件とする。
この演習は、学部の演習と合併して開講する。

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