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西洋法制史特論Ⅰ(イングランド法制史)

前期 金曜日 2講時. 単位数: 2. 履修年度: 2024.

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

Google Classroom上にて連絡する。クラスコードはy3zjwsy

初回授業日等

4月12日(金)

授業の目的と概要

以下の2点に焦点を絞って、イングランド法制史を略説する。
  1.コモン・ローの形成
  2.コモン・ローの近代化
 本講義は、「法と歴史Ⅰ、Ⅱ」の発展・補論として位置づけられる。

Special lecture on the English common law in historical perspective
・The formation of the “common” law
・The modernization of the common law

授業内容・方法と進度予定

序説  西洋における「法の近代化」の二つの型
第1講 中世における裁判権の多元的構成
第2講 コモン・ローの成立
 第1 封建制社会の動揺
 第2 国王の刑事裁判権の集中化
 第3 国王の民事裁判権の集中化
 第4 陪審による審理の制度化
 第5 国王裁判所の組織化と巡回裁判
第3講 コモン・ローの近代化
 第1 「イングランド法とルネサンス」
 第2 大法官府裁判所とエクイティ
 第3 国王評議会の裁判所とローマ法
 第4 コモン・ロー裁判所内部の管轄争い
 第5 コモン・ローの近代化:「イングランド法とルネサンス」再考

学習の到達目標

法の形成・発展のあり方の多様性を知り、法と社会、あるいは法と人間とのかかわりについて考察する材料を得ることができる。

成績評価方法

一回ないし複数回のレポート提出を受験要件としての期末試験(レポート成績を加味)によるか、あるいは複数回のレポートによる予定である。

教科書および参考書

特定の教科書はない。受講に有用な文献は、何らかの方法で指示する。

授業時間外学習

授業開始後に指示する。

その他

本講義はその内容上、「法と歴史Ⅰ、Ⅱ」を既に履修していることを前提とする(厳密な意味での「履修要件」とする趣旨ではない)。

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