後期 木曜日 2講時. 単位数: 2. 履修年度: 2024.
対面
hiroki.kakoo.d5@tohoku.ac.jp jij7mwv
10月3日(木)
この授業では、政治思想史の古典を講読する。授業の重要な目的は、学生が古典的著作の内容を正確に読み取る力を涵養することであり、プレゼンテーションおよびディスカッションの能力を陶冶することである。
The aim of this course is to help students read a historical book with accuracy and to improve the students’ abilities to communicate and express their opinions.
各回、報告者による報告、質疑応答の順で構成する。参加者には参加と予習、および積極的なコミットメントが不可欠である。報告者は、該当範囲のレジュメ、その他の参加者は、コメントを準備する必要がある。なお、政治思想史を専攻していない参加者も歓迎する。モンテスキューの『法の精神』を講読するが、参加者の数や質に応じて変更することもありうるため、初回の授業にはテキストを準備しておく必要はないが、必ず参加すること。差し当たり、次のような内容で進めていく。
1.オリエンテーション
2.ローマの初期
3.ローマの戦術
4.勢力拡張の方法
5.ハンニバル戦争
6.カルタゴ没落後
7.征服のための手段
8.内部分裂
9.滅亡の原因
10.腐敗
11.カエサル
12.アウグストゥス
13.皇帝(1)
14.皇帝(2)
15.帝国の衰退
①テキスト(文献)の議論の内容を正確に理解すること。
②そのために必要な歴史的・政治的知識を獲得すること。
③発話やプレゼンテーションの能力を高めるとともに、他の参加者の意見を真摯に聞く姿勢を涵養すること。
平常点(テクストの正確な理解、発言の回数や質など)。
モンテスキュー『法の精神』(岩波文庫)。参考書は必要に応じて演習の際に提示する。
上記の通り。
受講予定者はあらかじめメールで担当教員に連絡しておくこと。授業の連絡及び講義資料等の配信は、Google Classroomを使用して行うことを原則とする。