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社会保障法演習A

通年 火曜日 5講時. 単位数: 2. 担当教員: 嵩 さやか. 履修年度: 2024.

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

原則として対面で実施します。

連絡方法とクラスコード

クラスコード:ubpsmix
質問は授業後に受け付けるほか、適宜、研究室でも受け付ける。

初回授業日等

4月9日(火) 5講時

授業の目的と概要

本演習では、社会保障領域における重要な裁判例を受講者とともに分析するとともに、近年の重要な法改正や今後の政策の動きについて検討することを目的とする。

The purpose of this course is to analyze important court cases in the area of social security law together with the students, as well as to examine important recent legal amendments and future policy developments.

授業内容・方法と進度予定

本演習では、受講者に判例評釈および政策研究を割り振り、担当者の報告をもとに全員で議論する方法をとる。
ただし、受講者数により、授業方法を適宜変更する場合がある。
可能であれば、随時情報を検索できるように、パソコン・タブレット等を持参すること。

取り上げる裁判例や政策課題については、演習の初回に指定するが、重要な裁判例などが出された場合には内容を変更する場合がある。 

第1回  ガイダンス
第2回~9回  判例研究(社会保険、社会福祉、生活保護等にかかる重要裁判例の検討)
第10回~14回  政策研究(近年の政策動向の調査・分析)
第15回  総括(社会保障法研究の課題についての検討)

学習の到達目標

判例研究に関しては、判決文の論理を正確に理解できるようになるとともに、従来の裁判例との関係や学説を分析し、論理的な解釈論を展開できるようになる。
政策研究に関しては、近年の法改正の動きを追って、制度の変遷を正確に理解できるようになるとともに、直面している政策的課題について問題の所在とあるべき方向性について検討できる能力を身につける。

成績評価方法

報告、発言、出席状況等に基づいた平常点によって評価する。

教科書および参考書

教科書は特に指定しないが、社会保障関連の法律が掲載されている最新の六法(『ミネルヴァ社会福祉六法2024』(ミネルヴァ書房、2024年公刊予定)などでも良い)または条文を検索できるようパソコン・ダブレット等を毎回持参すること。
 
参考書:
  『社会保障判例百選〔第5版〕』(有斐閣、2016年)
  加藤智章・菊池馨実・倉田聡・前田雅子『社会保障法〔第8版〕』(有斐閣、2023年)
  笠木映里・嵩さやか・中野妙子・渡邊絹子『社会保障法』(有斐閣、2018年)
  西村健一郎『社会保障法入門〔第3版〕』(有斐閣、2017年)
  岩村正彦・菊池馨実・嵩さやか・笠木映里編著『目で見る社会保障法教材〔第5版〕』(有斐閣、2013年)
  西村健一郎『社会保障法』(有斐閣、2003年)
  岩村正彦『社会保障法Ⅰ』(弘文堂、2001年)

授業時間外学習

次回扱う裁判例や政策課題について、事前に資料を検索し問題状況を把握しておく。授業後は、判例・学説及び政策動向の整理を行うとともに、関連する文献を検索し論点についての理解を深める。

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