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実務知的財産法

後期 木曜日 5講時. 単位数: 2. 履修年度: 2024.

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

クラスルームを使用する(クラスコード:jirplta)

初回授業日等

10月3日(木)

授業の目的と概要

この授業は、知的財産法の全体像及びそれらの関係を理解するため、同法分野に属する諸法について、法制度や重要概念に関する基礎的知識を修得することを目的とする。特に、実務において重要性の高い事項を中心に取り上げ、具体的事例や各法制度の関係にも言及しながら、法的助言や紛争解決の前提として必要となる知識、及び、法的思考力等の修得を目指す。

授業内容・方法と進度予定

Ⅰ.授業方法
  授業は、指定された文献等を素材として、基本的概念の確認や予習課題に関する質疑・応答により進められる。学生は、予習課題を検討した上で授業に参加することが要求される。

Ⅱ.授業の内容と順序 
 1.知的財産法の全体像
 2.特許法の基礎
   (1)権利取得の手続
   (2)権利帰属
   (3)権利の内容
   (4)権利の制限
 3.意匠法の基礎
 4.著作権法の基礎   
   (1)著作物
   (2)著作権・著作者人格権の帰属
   (3)著作権・著作者人格権の内容
   (4)権利の活用や権利行使
 5.不正競争防止法の基礎
   (1)商品等表示の保護
   (2)営業秘密の保護 ・その他の不正競争
 6.商標法の基礎
   (1)権利取得の手続
   (2)権利の内容と制限
 7.知的財産法各法の交錯領域、知的財産法分野における法改正の動向

学習の到達目標

知的財産法に属する諸法について、各法の基本構造や基本概念を正確に理解し、同法が関連する典型的事案について、適用される法律や問題の所在を整理し、結論を基礎づけることができる。

成績評価方法

レポート(80%)、平常点(授業での発言の内容等)(20%)により評価する。

教科書および参考書

教科書:平嶋竜太=宮脇正晴=蘆立順美『入門 知的財産法〔第3版〕』 有斐閣 2023
     参考文献については、適宜、授業において配布、紹介する。
なお、知的財産法に属する諸法の最新の条文を各自準備し、授業に持参すること。

授業時間外学習

予習課題は、事前にクラスルームに掲示するので、指定された内容を予習すること。
その他、詳細は、授業中に周知する。

その他

法科大学院科目と合併開講。片平キャンパス・教育研究エクステンション棟で実施する。
履修希望者は、開講日前日12:00までに、担当教員(蘆立)まで連絡を行うこと(詳細は、クラスルーム参照)。

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