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民法法曹実務演習Ⅱ

後期 火曜日 4講時. 単位数: 2. 科目区分: 学部演習. 授業形態: 演習. 対象学年: 3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

2回隔週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

この授業では Google Classroom(クラスコード:nkimnzj)を用いる。教員のメールアドレスは Yoshinaga.TU+2024@gmail.com である。

初回授業日等

10月1日

授業の目的と概要

民法の全領域を対象に、判例をベースにした事例問題あるいはオリジナルの事例問題(2023年度の演習からはテーマを変更する)に対する解答を作成し、質疑に応答することを通じて、要件・効果に関する基本的知識とともに解釈論を自ら展開する能力を身につけることを目的とする。
また、毎年新潟大学のゼミとの討論会を実施しており、今年度は12月の土日に新潟大学ゼミを仙台に迎える予定となっている。詳細は、初回授業において説明する。

The purpose of this seminar is to give students the basic knowledge of civil law and to develop the students' abilities to interpret the law through case studies.
A discussion session with seminars from other universities is planed to hold. Details will be explained in the first class.

授業内容・方法と進度予定

授業は隔週で開講する。開講日は初回授業日に発表するが、シラバス作成時点の予定は下記の通りである。
報告対象となる事例は、授業開始日の1週間前をめどに、Google Classroomに掲載する。
毎回2グループに、事例に対する解答を報告してもらう。その後、受講生全員で質疑応答を行なった上で、いずれのグループの報告・応答が優れていたか、投票によりその勝敗を決する。
報告グループは、学術論文、体系書、判例評釈など資料を自分たちで収集・検討し、報告レジュメを作成する。レジュメは、報告10日前に仮提出して担当教員の指導を受けた上で、報告3日前に完成稿を提出する。受講生はあらかじめレジュメを読んで予習をした上で、授業の中で質問を行う。

10月1日4限 授業の概要・モデル報告
10月8日4限・5限 受講の詳細なガイダンス・研究倫理教育
10月22日4限 報告①・②レジュメチェック
10月29日4限・5限 報告①・②
11月12日4限 報告③・④レジュメチェック
11月19日4限・5限 報告③・④
11月26日4限・5限 ゼミ対抗討論会準備
12月17日4限・5限 司法試験問題に挑戦
1月14日4限・5限 報告⑤・⑥

ただし学外ゼミとの討論会を実施するにあたって、その振替も含めて開講日を調整することがある。

学習の到達目標

報告のための準備、演習における質疑応答を通じて、次のような能力を身につけることを目標とする。
・学術論文、体系書、判例評釈などから、当面している事例に必要な情報を徹底的にくみとること。
・法的三段論法によって事例を解決すること。同時に、解釈論では解決できない政策論的課題を発見すること。
・学説や判例を批判的に検討し、その疑問点を言語化すること。

成績評価方法

報告担当回における報告内容、および質問の回数・内容を踏まえ総合的に評価する。

教科書および参考書

初回に指示する。

授業時間外学習

報告担当回(参加人数にもよるが授業期間中2〜3回を予定している)の報告を準備すること。
報告担当にあたっていない回については、レジュメをあらかじめ読んだ上で、質問の準備を行うこと。

その他

定員は20名程度とし、参加希望者が定員を超える場合には、法曹志望コースの学生を優先し、抽選で受講学生を決定する。
オフィスアワーは随時アポイントを受け付けて実施する。冒頭掲載のメールアドレスから担当教員に連絡をとること。

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