租税法演習Ⅰ

前期 月曜日 ３講時. 単位数: 2. 科目区分: 学部演習. 授業形態: 演習. 対象学年: 3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

1回毎週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面式授業

連絡方法とクラスコード

Google Classroomにて行う。クラスコードは、f7d3lsm。

初回授業日等

2024年4月8日（月）

授業の目的と概要

本授業は、EUの租税法を本格的に研究することを目的とするものである。EUにおける議論は、租税法においては様々な分野において先進的なものであるが、本授業は、特に法人税と付加価値税（Value Added Tax）を中心テーマとして位置づける。とはいえ、これらを勉強する中で、付随的にEUの法形成過程にも触れることになる。多くの英語文献に触れることにより英語読解能力の涵養も図る。This Seminar teaches some basic methods of studying EU tax law. The main topic is corporate income tax adn value added tax of EU. You are required to read many English theses.

授業内容・方法と進度予定

演習形式である。授業は日本語にて行う。初回は、イントロダクションを行うので、参加希望者は、必ず出席すること。2回目以降は、しばらくは参加者全員で毎回論文を一つずつ読んでいくことになる。授業参加者数次第であるが、後半は、各自で論文紹介などの報告を行ってもらう。論文は、英語のものを中心とする。候補となる文献は以下の通り。 　　　　　　　　　　Gianluigi Bizioli, Building the EU Tax Sovereignty: Lessons from Federalism, World Tax Journal (2022), 407-433 Peter Essers, History and Future of EU Taxation according to Frans Vanistendael: Inspiration for a Constructive and Critical Dialogue, World Tax Journal (2022), 377-405 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Dennis Ramsdahl Jensen and Henrik Stensgaard, The Distinction between Direct and General Costs with Regard to the Deduction of Input VAT – The Case of Acquisition, Holding and Sale of Shares, World Tax Journal (2012), 3-32 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Luc De Broe, Tax Abuse in the European Union: The Current State of Affairs, World Tax Journal (2022), 435-449 Robert Attard and Carlos E. Weffe H., Towards a Taxpayers' Rights-Compliant Cross-Border Recovery of Tax Sanctions, World Tax Journal (2023), 63-83

学習の到達目標

租税法の基本的な研究方法や調査方法を学ぶこと。それらをEU法研究において応用できるようになること。また、外国語文献を渉猟することによって、読解能力を高めること。

成績評価方法

授業への参加状況、報告のパフォーマンスなどを総合的に考慮して評価する。

教科書および参考書

授業中に指示するが、主としてWorld Tax JournalなどのIBFDのジャーナルを読むことが多いと思われる。

授業時間外学習

多くの外国語文献（それなりに分量もある。）を読むことになるので、授業準備だけで多くの時間がとられるだろう。

その他

学部と研究大学院修士課程の合併