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社会保障法演習

後期 月曜日 5講時. 単位数: 2. 担当教員: 嵩 さやか. 科目区分: 学部演習. 授業形態: 演習. 対象学年: 3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

1回毎週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

原則として対面で実施します。

連絡方法とクラスコード

本演習受講者に対する連絡等は、対面授業の際に行うほか、Google Classroomを通じて行います(クラスコード:4vnkwpa)。
質問等は、演習の後、及び随時研究室にて受け付けます。

初回授業日等

10月7日(月) 5講時 

 

授業の目的と概要

 本演習は、判例研究・政策研究を通じて、社会保障法制が現在直面している法的問題・政策課題や制度の理念についての理解を深めると同時に、演習内での報告・議論を通じてプレゼンテーション能力・論理的思考力を高めることを目的とします。
 演習は、報告班による報告をもとに、全員で議論する方式をとります。
 原則として対面で実施します。
 資料の配布等は、対面で配布のほか、Google Classroom を利用します(クラスコード:4vnkwpa)。


In this seminar, participants are required to give some presentations on social security law and discuss with the other students. The aim of this seminar is to understand actual questions around social security systems and enhance the abilities of logical thinking and presentation.

授業内容・方法と進度予定

〇授業実施方法:原則として対面で実施します。
           授業の連絡および資料等の配信は、対面で行うほか、Google Classroomを使用して行います。
           

〇授業内容:本演習では主に、近年の重要な社会保障判例を素材とした法的問題の研究、
        および、現在の社会保障制度が直面している政策的課題の研究を行います。
        (具体的内容は演習の初回に示します。)
 
〇授業方法:まず報告担当班に報告してもらい、それをもとに演習参加者全員で討論する形式で進めます。
        具体的な演習の進め方は、演習参加人数によって適宜決めます。
        報告回数は、参加人数にもよるが、全体を通じて1人2回程度を予定しています。

〇授業予定:
 
第1回      ガイダンス
第2回      文献検索の方法・研究倫理の指導等
第3回     外部講師のよる講義
第4~8回   社会保障関係の判例研究
第9~13回  社会保障関係の政策研究
第14回  近年の社会保障政策の動向①
第15回  近年の社会保障政策の動向②・総括


参加者の人数等によって予定を変更する場合があります。

学習の到達目標

第一に、主な社会保障制度の仕組みを正確に、法律の条文にあたりながら理解する。
第二に、与えられたテーマを検討するに当たり必要な資料を検索・収集できるようになる。
第三に、集めた資料をもとに論点を整理し、取り組んでいるテーマについての法的・政策的問題の所在を理解する。
第四に、説得的な論理を立て結論を導き、それに対する批判について論理的整合性をもった反論ができるようになる。
第五に、自分の考えを演習の他のメンバーにわかりやすく伝えるプレゼンテーション能力を身につける。
第六に、レジュメ作成を通じて、論拠を示しながら自分の見解を論理的に示す資料作成能力を身につける。

成績評価方法

平常点(報告内容、発言、出欠状況、演習への貢献度)により評価します。

教科書および参考書

教科書は特に指定しないが、社会保障関連の法律を毎回参照できるようにしておくこと。
情報検索等のため、なるべく毎回パソコン・タブレット等を持参することが望ましい。

 参考書:
  笠木映里・嵩さやか・中野妙子・渡邊絹子『社会保障法』(有斐閣、2018年)
  加藤智章・菊池馨実・倉田聡・前田雅子『社会保障法〔第8版〕』(有斐閣、2023年)
  西村健一郎『社会保障法入門〔第3版〕』(有斐閣、2017年)
  西村健一郎『社会保障法』(有斐閣、2003年)
  岩村正彦『社会保障法Ⅰ』(弘文堂、2001年)

授業時間外学習

判例研究においては、事前に次回扱う判例を読み、論点を把握しておく。政策研究においては、次回に扱うテーマに関して参考書を参照しながら制度の概要等を把握しておく。授業後は、判例研究・政策研究ともに、演習で議論された論点を整理しつつ、さらに探求が必要な論点について文献等をもとに調べることが望ましい。

その他

・10月4日(金)までにGoogle Classroomにて演習参加許可者を発表します。
・人員最大12名程度
・履修要件は特にないが、社会保障法制に興味があり、積極的に議論に参加する意欲がある者が望ましい。なお、履修希望者は希望理由書を提出することができます(Google Classroom上で提出してください)。希望者が多数の場合は、希望理由書、希望順位などを勘案して選考します。

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