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現代政治分析

前期 金曜日 1講時 法学部2番教室 / 前期 金曜日 2講時 法学部2番教室. 単位数: 4. 担当教員: 金子 智樹. 科目区分: 基幹講義. 授業形態: 講義. 対象学年: 2,3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

2回毎週

配当学年

2,3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

基本的に対面で実施しますが、一部の回はオンライン形式で行う可能性があります。

連絡方法とクラスコード

授業に関する連絡はGoogle Classroomで行います(クラスコード:4j4zwex)。授業担当者の連絡先はtomoki.kaneko@tohoku.ac.jpです。

初回授業日等

4月12日(金)1・2講時

授業の目的と概要

本講義では、現代民主政治を分析する上で必要となる様々な概念や理論を解説します。現代日本の政治現象に関する具体例を多く紹介することになりますが、知識の単純な暗記ではなく、理論的背景や国際比較の視点と有機的に関連付けながら理解できるように進めます。最新の研究動向も踏まえたアカデミックな視点を提供することで、本講義が各受講者にとって政治学と日々の現実政治を繋ぐ架橋になることが主たる目的となります。

The aim of this course is to learn about various concepts and theories necessary for analyzing contemporary democratic politics. This course will help students to understand political phenomena in contemporary Japan by relating them to theoretical backgrounds and international comparative perspectives.

授業内容・方法と進度予定

基本的に対面で実施しますが、一部の回はオンライン形式で行う可能性があります。
授業の実施方法を含め、諸連絡はGoogle Classroom経由で行いますので、こまめにチェックするようお願いします。

現時点での進度予定を以下に示しますが、受講者の関心や現実の政治状況などをふまえて、内容や順番を変更する可能性があります。あくまでシラバス作成時の目安である点に留意してください。
1. イントロダクション
2. 政治学の様々なアプローチ
3. 民主主義と権力①
4. 民主主義と権力②
5. 公共政策と政治の対立軸①
6. 公共政策と政治の対立軸②
7. 公共政策と政治の対立軸③
8. 公共政策と政治の対立軸④
9. 政治文化と価値観の変容①
10. 政治文化と価値観の変容②
11. 政治文化と価値観の変容③
12. 政治文化と価値観の変容④
13. 議院内閣制①
14. 議院内閣制②
15. 議院内閣制③
16. 政党①
17. 政党②
18. 政党システム①
19. 政党システム②
20. 選挙制度と政党①
21. 選挙制度と政党②
22. 政治参加と選挙①
23. 政治参加と選挙②
24. 選挙と投票先選択①
25. 選挙と投票先選択②
26. 選挙と投票先選択③
27. 世論とメディア①
28. 世論とメディア②
29. 世論とメディア③
30. 試験と授業のまとめ

学習の到達目標

現代政治の現象や仕組みに関する知見を、理論的背景や国際比較の文脈と結びつけて主体的に理解・習得することが到達目標になります。講義で紹介された知識や解釈を鵜呑みや丸暗記するのではなく、現代政治の各トピックを自分の言葉で他者に説明できるようになることが期待されます。また、現代社会に生きる国際人として、民主政治のこれまでの歩みや現代的な課題に関して自分なりの見解を持つことも本授業の目的となります。さらに、政治学の様々なアプローチや分析手法を学ぶことで、論理的思考の基礎を会得することも学修の目標に含まれます。

成績評価方法

学期末の筆記試験(100%)によります。

教科書および参考書

毎回の授業はスライド資料に基づいて行われるため、授業全体としての教科書は設定しません。ただし、下記の3つの教科書と講義内容が関連しますので、該当分野を事前に読んでおくと理解の助けになるでしょう。その他の参考書や文献リストについては、初回授業や各回の講義の際に紹介します。
●久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕勝(2011)『政治学 補訂版』有斐閣.
●川出良枝・谷口将紀(2022)『政治学 第2版』東京大学出版会.
●川人貞史・吉野孝・平野浩・加藤淳子(2011)『現代の政党と選挙 新版』有斐閣.

また授業担当者の手による講義関連文献として、下記のものを参考までに挙げておきます。準拠教材ではないので、各自の必要に応じて入手してください。
●金子智樹(2023)『現代日本の新聞と政治:地方紙・全国紙と有権者・政治家』東京大学出版会.

授業時間外学習

政治学に関する特段の前提知識は必要としませんが、毎回の授業内容の復習を必ず行い、理論的背景の理解や知識の定着に努めてください。その際には、前回以前の授業で扱われた各トピックとも関連付けて理解することが重要です。さらに、各テーマに関する新聞記事やニュース報道などを調べたり、授業内容を自分の言葉で他の人に説明したりすることで、政治学の学びを自分自身のものにできるようになります。

その他

・履修を検討している人は、Google Classroom(クラスコード:4j4zwex)に登録した上で、初回の授業に必ず参加するようにしてください。
・授業担当者としては他学部生の履修は妨げませんが、単位取得の可否などについては、各自の所属部局の教務課に事前に確認をしてください。

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