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行政法Ⅰ

前期 木曜日 2講時. 単位数: 4. 科目区分: 基幹講義. 授業形態: 講義. 対象学年: 2,3,4年次対象. 履修年度: 2024.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

2回毎週

配当学年

3,4年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

質問等はGoogle Classroom及びメールで随時受け付ける。
クラスコードは下記の通りである。
●クラスコード
fuwjdlj
●招待リンク
https://classroom.google.com/c/NDY3MTA2MTI0Mjc4?cjc=fuwjdlj

初回授業日等

4月11日(木)2・4講時

授業の目的と概要

本科目は、行政法の基本原理や概念について概説する。行政法の特質、法源、基礎理論、具体的な行為形式、や通則的法制度について、判例等を素材に検討を加える。
特に、個別の法律(建築基準法、風営法や廃掃法など)をよく読むことになる。

This course teaches the basic principles and concepts of administrative law in Japan. The following topics are covered: characteristics of administrative law, sources of administrative law, and various forms of administrative programs. It also explains the general administrative law system. You are required to read the cases and statutes in advance of lectures.

授業内容・方法と進度予定

講義資料については事前にclassroomにアップするので、各自で印刷されたい。
以下の通り予定しているが、変更がありうる。

第1回  ガイダンス
第2回  行政法の特色  行政法の全体的なイメージ
第3回  法律による行政の原理
第4回  行政組織の基礎知識
第5回  行政法における法律関係
第6回  個別法律を題材にした各種の行政法上の制度の概観
第7回  行政準則1 法規命令
第8回  行政準則2 通達・裁量基準
第9回  行政準則3 行政計画
第10回 行政処分1 行政行為の定義・種別・特質
第11回 行政処分2 職権取消しと撤回
第12回 行政処分3 行政裁量1 行政裁量の概念
第13回 行政裁量2 行政裁量2 行政裁量に対する審査
第14回 行政処分に関する手続
第15回 行政処分の瑕疵の判定1 法令違反、手続的瑕疵
第16回 行政処分の瑕疵の判定2 裁量
第17回 前段階行為の違法と行政処分の瑕疵 
第18回 委任命令、条例の違法無効
第19回 行政契約1 行政契約の種別・調達契約
第20回 行政契約2  給付行政と契約・規制行政と契約 ※問題演習を予定(成績不算入)
第22回 行政指導
第23回 行政調査
第24回 行政の実効性確保1 行政上の強制執行制度
第25回 行政の実効性確保2 行政罰・新しい強制手段・即時強制
第26回 法の一般原則
第27回 公法と私法
第28回 行政情報1  情報公開制度
第29回 行政情報2  個人情報保護制度
第30回 まとめ 

学習の到達目標

授業で扱った内容について理解し、重要な行政法上の概念について正確に説明できるようになる。
授業で身につけた知識を用いて具体的な事例を分析することが出来るようになる。

成績評価方法

期末試験による。

教科書および参考書

・教科書
 大橋洋一『行政法Ⅰ[第5版]』(有斐閣、2023年)
・判例集
 大橋洋一ほか『行政法判例集Ⅰ[第2版]』(有斐閣、2019年)
・参考書
 興津征雄『行政法Ⅰ』(新世社、2023年)(←大いに依拠する)、曽和俊文『行政法総論を学ぶ』(有斐閣、2014年)、塩野宏『行政法Ⅰ[第6版補訂版]』(有斐閣、2024年)
個別の問題に関する参考文献については授業中に随時指示する。

授業時間外学習

・予習
 教科書の該当箇所・判例等を予め指示するので、事前に読んでくること。
・復習
 授業で扱った内容を教科書で再読し、自分なりの言葉で教科書や判例等を要約できるようになること。

その他

出来る限り個別法を読んでいただくため、レジュメは毎回長いものとなります。
ご理解ください。

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