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家族法

前期 月曜日 1講時 法学部1番教室. 単位数: 2. 担当教員: 吉永 一行. 科目区分: 基幹講義. 授業形態: 講義. 対象学年: 2,3,4年次対象. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング: -J. 使用言語: 日本語.

実務・実践的授業※○は、実務・実践的授業であることを示す。

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週間授業回数

1回毎週

配当学年

3年

実施方法(対面・リアルタイム・オンデマンド・ハイブリッド等)

対面

連絡方法とクラスコード

この授業では Google Classroom (クラスコード:ic62lhv)を用いる。教員のメールアドレスは Yoshinaga.TU+2024@gmail.com である。

初回授業日等

4月8日

授業の目的と概要

本講義では、民法第4編親族および第5編相続を扱う。
法的制度の定義、要件・効果、制度趣旨といった基本事項を覚えるとともに、それらを用いて教科書に掲載されているような典型的な事例や有名な判例の事例の法的解決を説明できるようになることを目的とする。さらに、判例の読み方をはじめとする法律学の学習方 法についても認識を深めることも目的とする。司法試験受験などに対応するための高度の専門知識や解釈論の対立に立ち入ることは限られてしまうが、そうした学習を志す受講生に向けて、学習を深めるべきポイントの提示などの情報提供は適宜に行う。
This lecture deals with Book 4 (Relatives) and 5 (Inheritance) of the Civil Code. Students learn basic matters such as the definition, requirements / effects, and the purpose of the institutions on civil law, and use them to explain the legal resolution of typical cases.

授業内容・方法と進度予定

授業は、担当教員による基本事項の解説からなる。進行予定は次のとおりである。
 第1回 家族法への導入、親族法総論
 第2回 夫婦①-婚姻の成立
 第3回 夫婦②-婚姻の解消
 第4回 夫婦③-婚姻外の関係/親子①-実親子関係
 第5回 親子②-養親子関係・生殖補助医療
 第6回 親子③-親権・離婚と未成年の子
 第7回 後見・保佐・補助、扶養
 第8回 相続法総論
 第9回 法定相続①-相続人、相続の承認・放棄
 第10回 法定相続②-相続の対象、相続分
 第11回 法定相続③-遺産共有、遺産分割
 第12回 法定相続④-相続回復請求権、相続財産の清算、相続と登記
 第13回 遺言相続①-遺言
 第14回 遺言相続②-遺留分
 第15回 総括

学習の到達目標

親族法および相続法の分野における法的制度の定義、要件・効果、制度趣旨を説明するとともに、それを用いて、事例の法的解決を説明できるようになること。

成績評価方法

学期末試験(筆記試験)100%。筆記試験は、上記到達目標に達したか否かを事例問題を含む形式で問うものである。試験期間において新型コロナウイルス感染症の状況により筆記試験を実施できない場合には、別途指示する。

教科書および参考書

1 教科書
 山本敬三監修『民法7家族(有斐閣ストゥディア)』(2023年)
2 判例集
 大村敦志・沖野眞已編『民法判例百選Ⅲ親族・相続[第3版]』(有斐閣、2023年)

授業時間外学習

授業前の予習として、教科書の該当ページを読んで、定義、要件・効果、制度趣旨を、条文と照らし合わせて整理しておくことが必要である。また、授業後は、授業内容を整理するとともに、関連する判例の内容と意義を整理しておくことが必要である。

その他

オフィスアワーは随時アポイントを受け付けて実施する。冒頭掲載のメールアドレスから担当教員に連絡をとること。

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