後期 月曜日 2講時. 単位数: 2. 担当教員: 佐々木 弘通. 科目区分: 基幹講義. 授業形態: 講義. 対象学年: 2,3,4年次対象. 履修年度: 2024.
0
1回毎週
2年
対面
クラスコードは、zx3kdbm。質問等は、授業の後に受け付ける。
10月7日(月)2講時
日本国憲法の解釈論を主題とする講義では、大別して、憲法総論、人権論(人権総論と人権各論)、統治機構論、の3つの内容を扱う。本講義が扱うのはそのうち人権各論である。人権各論に関する専門的知識を伝達することと、それに基づく判断力を養成することが、本講義の目的である。
This is one of three courses which teach the basics of constitutional law in Japan. This course covers the topics relating to the protection of constitutional rights.
本科目は、対面型で授業を実施する。講義資料等の配信は、グーグル・クラスルームを使用して行う。
なお、上記の授業方法は、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東北大学の行動指針(BCP)」のレベル1における本学部の方針(2022年9月現在)に従ったものである。本学部の方針の変更に応じて、授業方法を変更することがある。その場合には、授業やグーグル・クラスルーム等により伝達する。
授業の予定は以下の通り。
1.内面的な精神活動の自由=内心の自由(1)
2.内心の自由(2)
3.信教の自由と政教分離原則
4.政教分離原則、学問の自由
5.外面的な精神活動の自由=表現の自由(1):総論
6.表現の自由(2):内容規制
7.表現の自由(3):事前規制と検閲
8.表現の自由(4):内容中立規制
9.表現の自由(5):「文面上」憲法判断の諸相
10.経済的自由(1):総論、職業の自由
11.経済的自由(2):財産権
12.身体的自由、刑事手続上の諸権利、刑事手続を超える射程
13.国務請求権、社会権(1):生存権
14.社会権(2):教育を受ける権利、勤労権、労働基本権
15.総括と試験
人権各論に関する専門的知識の習得と、それに基づく判断力の養成とが、目標となる。
期末の筆記試験による。
教科書
佐藤幸治『日本国憲法論・第2版』(成文堂、2020年)
戸松秀典=初宿正典『憲法判例・第8版』(有斐閣、2018年)
進度予定に沿って、教科書・判例集を学習すること。
教科書は、開講時に新版が出ていればそれによる。