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計量経済分析1

前期 火曜日 1講時. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員/Instructor: HIROAKI CHIGIRA. 対象学年/Eligible Participants: 全学年. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: EAC-ECM504J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

科目名/Subject

Econometric Analysis 1

担当教員

千木良 弘朗

授業の目的と概要/Object and summary of class

計量経済学の主な目的は、経済データを使って現実の経済がどのような状況にあるのかを探ることである。そのためには経済データを適切に分析するための手法が必要となるが、ここではその手法(計量手法)を講義する。一口に計量手法と言っても様々なものが存在するが、この講義は最も基礎的なものを扱う。また、実際の経済・金融・会計データを用いた実証分析の例も紹介する。

Lectures on basic econometric methods.

学習の到達目標/Goal of study

・基礎的な計量経済学の理論を理解する。
・基礎的な計量手法を実際に使えるようになる。

Students will develop basic ideas and methodologies of econometrics.

授業内容・方法と進度予定/Contents and progress schedule of the class

講義はオンライン(オンデマンド)で行う。本来の授業日(火曜日の1講時)までにgoogle classroom(クラスコードr66mkoi)に講義資料と講義動画をアップロードするので、それを視聴すること。

第1回:ガイダンス/Guidance
 ガイダンスを実施する
第2回:統計学の復習.1(1変数の確率変数と特性値)/Review of Statistics
 統計学の復習を実施する
第3回:統計学の復習.2(多変数の確率変数と特性値)/Review of Statistics
 統計学の復習を実施する
第4回:単純回帰モデル.1(モデルの導出)/Simple regression models
 単純回帰モデルについて概説する
第5回:単純回帰モデル.2(回帰係数の推定)/Simple regression models
 単純回帰モデルについて概説する
第6回:単純回帰モデル.3(回帰係数の検定)/Simple regression models
 単純回帰モデルについて概説する
第7回:多重回帰モデル.1(多重回帰モデルのモチベーション)/Multiple Regression Models
 多重回帰モデルについて概説する
第8回:多重回帰モデル.2(回帰係数の推定)/Multiple Regression Models
 多重回帰モデルについて概説する
第9回:多重回帰モデル.3(回帰係数の検定)/Multiple Regression Models
 多重回帰モデルについて概説する
第10回:回帰モデルの関数型と特殊な説明変数(非線形モデルやダミー変数等)/Functional types and special explanatory variables in regression models
 回帰モデルの関数型と特殊な説明変数について概説する
第11回:構造変化の検定(Chow検定等)/Chow test
 構造変化の検定について概説する
第12回:回帰モデルの誤差項の不均一分散.1(不均一分散が引き起こす問題の理論的な解説)/Heterogeneous dispersion
 回帰モデルの誤差項の不均一分散について概説する
第13回:回帰モデルの誤差項の不均一分散.2(簡単な実験と実証分析)/Heterogeneous dispersion
 回帰モデルの誤差項の不均一分散について概説する
第14回:実証分析例.1(株価の変動要因に関する実証分析)/Examples of Empirical Analysis1
 実証分析の適用例を検討する
第15回:実証分析例.2(会計制度と株価の関連性に関する実証分析)/Examples of Empirical Analysis2
 実証分析の適用例を検討する

*進捗状況に応じて、多少の変更をすることもある。
This is a lecture-centered course.

成績評価方法/Evaluation method

期末レポート90%と、毎回の講義動画に関する小レポート10%で成績評価する(理解度確認セッション、宿題、出席点は無い)。期末レポートと小レポートの詳細は第1回目の講義で説明する。

教科書および参考書/Textbook and references

  • 計量経済学(第2版), 山本 拓, 新世社 (2022年) ISBN/ISSN: 9784883843435 資料種別:参考書
  • 計量経済学(第2版), 浅野 皙, 中村 二朗, 有斐閣 (2009年) ISBN/ISSN: 9784641163362 資料種別:参考書
  • 計量経済学, 末石 直也, 日本評論社 (2015年) ISBN/ISSN: 9784535558168 資料種別:参考書

授業時間外学習/Preparation and Review

この講義は一回ごとに独立した内容を扱うのではなく、基本的に前の講義内容を後の講義で使うことになる。よって、講義内容はよく復習してもらいたい。その復習が、次の講義の予習にもなる。

その他/In addition

統計学の基礎的な知識(会計大学院の講義「統計学」に相当)を持っていることを前提として講義を進める。講義資料の掲示や連絡事項等はgoogle classroom(クラスコードr66mkoi)で行う。E-mail: hiroaki.chigira.a5@tohoku.ac.jp

各回の授業方法の詳細、オフィスアワー、Classroom のコードなどの補足情報は、下記シラバス補遺で掲載する(要 東北大 ID)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/10RZeernrdwaToua7siY_H8kzQUFkRrFwPEqds5jtOdk

 これと関連したシラバス 学務情報システムで確認
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