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ＩＦＲＳ1

後期土曜日３講時 / 後期土曜日４講時. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員/Instructor: NAOFUMI HIGUCHI. 対象学年/Eligible Participants: 全学年. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: EAC-ACC606J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

科目名/Subject

International Financial Reporting Standards 1

担当教員

樋口　尚文

授業の目的と概要/Object and summary of class

IFRS(International Financial Reporting Standards) の基礎を学習する。IFRSの基本的な事項を冒頭で学習するとともに、財務諸表作成のための基礎的な基準を一通り学習し、実務家に必要な知識を習得し考え方を理解することを目標とする。
Learn the basics of IFRS. It is planned that students learn the basic matters of IFRS at the beginning. Then, students study the basic accounting standards so that they learn and understand the knowledge necessary for practitioners.

学習の到達目標/Goal of study

IFRS基準の中でも、概念フレームワークや基礎的な基準を検索し、理解し、実務家として利用できるようになる。

授業内容・方法と進度予定/Contents and progress schedule of the class

第1回：オリエンテーションとIFRSの概要/Orientation and overview of IFRS
講義の全体像、講義の進め方、成績評価、学習方法などについて説明を行う。
第2回：財務報告の利用者/Users of financial statements
財務報告の利用者の企業価値評価の基礎的な事項と、IFRS財務諸表の使われ方について、概要を理解する。
第3回：IASBの概念フレームワーク/ “Conceptual Framework for Financial Reporting” issued by the IASB
IASBの概念フレームワークの概要を理解する。
第4回：ASBJの概念フレームワーク/Conceptual Framework issued by the ASBJ
ASBJの概念フレームワークを学習し、IASBの概念フレームワークとの違いを理解する。
第5回：財務諸表の表示（１）/Presentation of financial statements (FS) (1)
表示の基本的な基準であるIAS1号財務諸表の表示と今後の改訂内容を学習する。
第6回財務諸表の表示（２）、IAS7号、IFRS8号、IAS34号/ Presentation of FS(2), IAS7, IFRS8, IAS34
IAS7号キャッシュ・フロー計算書、IFRS8号事業セグメント、IAS34号期中財務報告を学習する。
第7回；IAS8号、IAS10号、IFRS5号/ IAS8, IAS10, IFRS5
IAS8号会計方針等、IAS10号後発事象、IFRS5号売却目的保有非流動資産等について学習する。
第8回：IAS2号、IAS23号、IAS16号/IFRS2, IAS23, IAS16
IAS2号棚卸資産、IAS23号借入コスト、IAS16号有形固定資産について学習する。
第9回：IAS36号、IAS38号/IAS36, IAS38
IAS36号無形資産及びIAS38号資産の減損について学習する。
第10回：IFRS16号/IFRS16
IFRS16号リースについて学習する。
第11回：IFRS15号/IFRS15
IFRS15号顧客との契約から生じる収益について学習する。
第12回：IAS19号/IAS19
IAS19号従業員給付について学習する。
第13回：IAS37号、IAS12号とIAS21号/IAS37, IAS12 and IAS21
IAS37号引当金等、IAS12号法人所得税とIAS21号外貨換算について学習する。
第14回：最近の企業報告制度改革/Recent Corporate Reporting reforms
近時改革の著しい、企業情報開示や非財務情報開示の進展について学習する。
第15回：理解度確認セッション/Examination
これまで学習してきた事項の理解を確認するため、理解度確認セッションを実施する。範囲は適宜指定する。

実務・実践的授業/Practicalbusiness※○は、実務・実践的授業であることを示す。/Note:"○"Indicatesthe practicalbusiness

〇

成績評価方法/Evaluation method

平常点（25%）および理解度確認セッション（75%）で評価する。

教科書および参考書/Textbook and references

IFRS会計学基本テキスト(第7版), 橋本尚/山田善隆, 中央経済社 (2022) ISBN/ISSN: 97804502426117 資料種別:教科書

授業時間外学習/Preparation and Review

予習：時間の余裕があれば参考文献の該当箇所を読んでおくこと。
復習：参考文献や講義を基に基準書原文（英語）を読んでみること。図書室に置いてある基準書原文（英語/日本語）の結論の根拠を読んでみること。

その他/In addition

企業会計に関する基礎的知識を有していることが必要である。ただし、IFRSである必要はなく、会計学の基本的な科目を履修していることが望ましい。
準書原文は英語であるが、講義の言語と資料は基本的に日本語となる。ただし、配布資料に英文が含まれることもあるので、頑張って英文を読む意欲も必要と考えられる。
一般財団法人会計教育研修機構の「実務補習」の一部免除科目となっている。免除の要件は、IFRS1及びIFRS2ともに全回数出席し、単位を取得することである。

各回の授業方法の詳細、オフィスアワー、Classroom のコードなどの補足情報は、下記シラバス補遺で掲載する（要東北大 ID）
https://docs.google.com/spreadsheets/d/10RZeernrdwaToua7siY_H8kzQUFkRrFwPEqds5jtOdk