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財務会計2

後期 水曜日 4講時. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員/Instructor: YUTO YOSHINAGA. 対象学年/Eligible Participants: 全学年. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: EAC-ACC502J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

科目名/Subject

Financial Accounting 2

担当教員

吉永 裕登

授業の目的と概要/Object and summary of class

本講義の目的は、財務会計の基礎概念を理解することです。
The purpose of this lecture is to understand the basic concepts of financial accounting.

学習の到達目標/Goal of study

授業で取り上げた会計基準を理解すること。

授業内容・方法と進度予定/Contents and progress schedule of the class

第14回以外の通常の講義日には講義資料と講義動画をアップロードするので、都合の良い時間や場所で動画を視聴して、学習していただきます。同時に講義内容を復習するために正誤問題を出題し、成績評価に反映させます(提出期限あり)。復習のための練習問題も、合わせて配布する予定です。
理解度確認セッションの日には、講義室で時間割の時間内で理解度確認セッションを実施する予定です。

第1回:オリエンテーション/Orientation
 オリエンテーションとして、講義の概要や対象範囲、進め方、成績評価などについて説明します。
第2回:キャッシュ・フロー/Cash Flow
 キャッシュ・フローについて学びます。
第3回:財務諸表の過年度修正/Retrospective Application
 会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準について学びます。
第4回:リース/Lease
 リースについて学びます。
第5回:金融商品/Financial Instruments
 金融商品について学びます。
第6回:デリバティブ/Derivative
 主にデリバティブを説明します。
第7回:デリバティブ(ヘッジ会計)/Derivative (Hedge Accounting)
 デリバティブを用いたヘッジ会計について学びます。
第8回:ストック・オプション/Stock Option
 ストック・オプションについて学びます。
第9回:研究開発費とソフトウェア/R&D Expenses and Software
 研究開発費とソフトウェアについて学びます。
第10回:固定資産の減損/Impairment of Fixed Assets
 固定資産の減損会計について学びます。
第11回:資産除去債務/Asset Retirement Obligations
 資産除去債務について学びます。
第12回:退職給付1/Retirement Allowance Reserves 1
 退職給付の基礎(数理計算上の差異、過去勤務費用がない場合)について学びます。
第13回:退職給付2/Retirement Allowance Reserves 2
 退職給付(数理計算上の差異、過去勤務費用がある場合)について学びます。
第14回:理解度確認セッション/Examination
 理解度確認セッションを実施します。
第15回:理解度確認セッションのフィードバック/Feedback of Examination
 理解度確認セッションのフィードバックを行います。

成績評価方法/Evaluation method

講義後の確認問題(20%)、論点に関する議論(レポート)(20%)、理解度確認セッション(60%)で機械的に評価します。

・理解度確認セッションでは、主に論述問題を出題します。半分以上を論述問題が占めるので、ご注意ください。

教科書および参考書/Textbook and references

  • 論理が伝わる 世界標準の「書く技術」, 倉島 保美, 講談社 (2012) ISBN/ISSN: 9874062577939 資料種別:参考書

授業時間外学習/Preparation and Review

予習は不要ですが、授業後の確認問題への回答や配布する練習問題を通じて復習するようお願いします。また、論点に対するレポートを要求しています。
授業で使用した開示資料(会計基準や概念フレームワークなど)は、講義資料の末尾にURLを貼っておきますので、特に会計士試験受験者は最低一読することを推奨します。

その他/In addition

【この講義を受講するために必要となる知識】
・大学院修士学生として要求される水準の論理的思考力と文章表現の技術。
・基本的な部分から行う予定ですが、簿記検定や公認会計士試験の財務会計論の知識を持っておくと理解が深まると思います。

【その他注意点】
・財務会計1・2・3は財務会計論(理論)の内容を3分割したものなので、必ずしも「1→2→3」の順番で受ける必要はありません。財務会計1は会計理論全般に関わる概念を主に扱い、財務会計2・3は個別の会計基準を扱っています。そのため、財務会計の概念について理解したい方は財務会計1を、個別の基準の理解を深めたい方はシラバスからご自身の関心に合う内容を確認した上で、財務会計2ないし3を選択すると良いと思います。
・主に、公認会計士試験・財務会計論の理論分野を扱います。そのため、公認会計士コースの方を主な対象とします。
・この講義は、財務会計論の「理論分野」を対象とします。簿記等の「計算分野」は本講義では基本的に取り扱いません。本講義の内容を深く理解するためには、簿記の講義を受講することをオススメします。
・資料や受講者へのアナウンスはGoogle Classroomを通じて行います(クラスコードは別資料で公開予定)。パソコンなどのデバイスを持ってくるか、印刷して学習するようにお願いします。
・聴講(履修者以外のGoogle Classroomへの登録)は原則として認めておりません。履修登録確認期間後に履修者以外の登録を削除していく予定です。もし何かの事情があって聴講を希望する場合には、予めご連絡ください。

各回の授業方法の詳細、オフィスアワー、Classroom のコードなどの補足情報は、下記シラバス補遺で掲載する(要 東北大 ID)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/10RZeernrdwaToua7siY_H8kzQUFkRrFwPEqds5jtOdk

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