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教育の制度と経営

後期集中 その他 連講 その他. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員(所属)/Instructor (Position): 泉山 靖人 所属:東北学院大学. 対象学部/Object: 全(歯を除く). 開講期/Term: 2セメスター. 科目群/Categories: 教職に関する科目-教職に関する科目. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: QTL-EDU102J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

各学部の履修内規または学生便覧を参照。

授業題目/Class Subject

学校教育に関連する社会的、制度的、および経営的な事項を扱いながら、学校教育と社会との関わり、およびその中での人間形成に関わる取り組みについて学習する。

授業の目的と概要/Object and Summary of Class

本授業では、わが国における学校教育の社会的な成り立ちとその制度を概観するとともに、現代日本の学校教育をめぐる諸問題・諸課題を学校教育の経営という視点から考察する。その過程で、社会と教育のありうる関係とその意義、および子供の人間形成と社会にとっての学校教育の意味を明らかにしてゆく。本授業は基本的には講義形式で進めるが、毎時学生に課す小レポート(振り返り)をもとに、授業の理解の定着と深化を図る時間を設ける。

【授業方法】
本授業は基本的にハンドアウトに基づき、講義形式で進める。
毎授業時間の終了時に10分程度の時間を使い、授業内容に関する課題をミニットペーパーにて小レポートとして作成し、提出する。提出された課題に対しては必要に応じ解説および補足説明を行い、授業内容の理解を深める。

学修の到達目標/Goal of Study

①子供の教育という視点から、学校教育というシステムの社会的な意味とその制度のあらましについて体系的に理解している。
②現代日本の学校教育をめぐる諸問題と諸課題について、学校教育の地域との連携、および学校安全への対応の視点から理解している。
③子供の人間形成が学校教育と社会との関わりの中でどのように展開しているか、またこの事実に教育がどのように関わりうるかについて、自分なりに見通しを持っている。

授業内容・方法と進度予定/Contents and Progress Schedule of the Class

第 1回: オリエンテーション: 本授業の目標と内容
第 2回: 公教育制度の成立と義務教育
第 3回: 日本における教育制度史①: 近代型学校教育制度の成立と展開
第 4回: 日本における教育制度史②: 戦後教育改革
第 5回: 日本における教育制度史③: 高度経済成長期
第 6回: 日本における教育制度史④: 現代まで
第 7回: 日本における教育制度①: 憲法・教育基本法
第 8回: 日本における教育制度②: 学校教育法
第 9回: 日本における教育制度③: 教育行政制度
第10回: 日本における教育制度④: 教育財政
第11回: 日本における教育制度⑤: 教科書制度
第12回: 日本における教育制度⑥: 学校経営と学校安全
第13回: 日本における教育制度⑦: 学校と地域、社会教育・生涯学習行政
第14回: 現代の教育改革動向
第15回: 試験

1. Orientation
2. Public Education System and Compulsory Education
3. History of Education System : 1872-1945
4. History of Education System : 1945-1950
5. History of Education System : 1950's-1970's
6. History of Education System : 1970's-
7. Education System of Japan : the Constitution and Basic Act on Education
8. Education System of Japan : School Education Law
9. Education System of Japan : Educational Administration
10.Education System of Japan : Educational Finance
11.Education System of Japan : Textbook System
12.Education System of Japan : School Management Organization and School Safety
13.Education System of Japan : Lifelong Learning ; School,Community and Home
14.Educational Reform of Today
15.exam

成績評価方法/Evaluation Method

最終課題(25%)、提出物(レポート:30%、ミニットペーパーの振り返り:45%)により、到達目標の達成度について評価する。

教科書および参考書/Textbook and References

  • 教育の原理, 紺野祐 ほか, 学術出版会 (2019) ISBN/ISSN: 9784284104753 資料種別:参考書
  • 初めて学ぶ教育の制度・行政・経営論, 牛渡淳(編著), 金港堂 (2014) ISBN/ISSN: 9784873981017 資料種別:参考書
  • 学校の戦後史, 木村元, 岩波書店 (2015) ISBN/ISSN: 9784004315360 資料種別:参考書

授業時間外学修/Preparation and Review

授業時間外学習については、以下のとおりです。
【予習】事前に図書館で参考文献を探し、授業で扱うテーマに関わる部分を読んだり、自分が受けてきた学校教育などの経験を授業で扱うテーマとの関係で振り返ったりすることで、自らイメージをもって授業に臨む。
【復習】できるだけ早く授業で扱った内容を配布したレジュメ等を用いて振り返り、理解度をきちんと確認しておく。また、必要に応じて授業担当者に質問し疑問等を解決する。

授業へのパソコン持ち込み【必要/不要】/Students must bring their own computers to class[Yes / No]

必要(担当者の指示があった場合のみ使用可とします)

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