シラバスの表示

文学

後期 水曜日 1講時 川北キャンパスC101. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員(所属)/Instructor (Position): 森田 直子 所属:情報科学研究科. 対象学部/Object: 2セメ:文教医保歯工(1~5、13~16組)農/4セメ:医保歯薬. 開講期/Term: 2・4セメスター. 科目群/Categories: 全学教育科目基盤科目-人文科学. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: ZFH-LIT101J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

各学部の履修内規または学生便覧を参照。

授業題目/Class Subject

ディスカッション形式で読むペローのおとぎ話

授業の目的と概要/Object and Summary of Class

・フランス古典主義時代の作家シャルル・ペロー(1628-1703)の『過ぎし昔の物語ならびに教訓』(1697)を日本語訳で読み、議論します。岩波文庫の翻訳をテキストとして、数篇の物語を扱う予定。
・フランス17世紀の文化的背景について知るとともに、他の文学作品と共通する主題や神話的要素、民話特有の物語展開パターンに注目します。
・受講生を40人程度にしぼり、主にディスカッション形式で意見交換やレポートのピアレヴューを行います。

学修の到達目標/Goal of Study

・時代や文化圏を異にする文学作品に対して私たちはどのようにアプローチできるかという問題について、ジャンル、作者の位置づけ、読者の役割など、基本的な事項を通して学びます。
・議論のしかたや、他分野にも応用可能なレポート作成法を習得します。

授業内容・方法と進度予定/Contents and Progress Schedule of the Class

・第2回から第14回までは、指定した話について解説を行ったあと、原則として毎回ディスカッションを行います。ディスカッションは受講者数に応じてクラス全体、もしくは学生をグループに分割して行います(対面を中心に行い、まれにオンラインを併用する予定ですが、授業形式と授業スケジュールは開講時に連絡します)。
・受講生は、各回に指定された事前準備をして授業に臨む必要があります。
第1回 イントロダクション
第2回 「眠れる森の美女」(1)、文芸サロン、新旧論争など
第3回 「眠れる森の美女」(2)、民話の型
第4回 レポート第1回課題、「赤ずきん」(1)
第5回 赤ずきん(2)、狼と人食い
第6回 「青髭」(1)
第7回 「青髭」(2)
第8回 レポート第2回課題、「ねこ先生」(1)
第9回 「ねこ先生」(2)
第10回 「仙女たち」
第11回 「サンドリヨン」(1)
第12回 レポート第3回課題、「サンドリヨン」(2)
第13回 「巻き毛のリケ」
第14回 「親指小僧」
第15回 レポート講評

成績評価方法/Evaluation Method

授業への参加状況(Form課題を含む、40%)およびレポート3回(10%、20%、30%)をもとに評価します。5回以上の欠席があった場合は成績評価の対象外になります。

教科書および参考書/Textbook and References

  • 完訳ペロー童話集  , 新倉朗子(訳), 岩波文庫 (1982) ISBN/ISSN: 4003251318 資料種別:教科書

授業時間外学修/Preparation and Review

指定箇所の読書、議論のための自分の考えの整理、討論後のふりかえりなど、指定された予習・復習(2時間程度)をして授業に臨む必要があります。

授業へのパソコン持ち込み【必要/不要】/Students must bring their own computers to class[Yes / No]

討論グループあたり、最低1人は必要

 これと関連したシラバス 学務情報システムで確認
このシラバスを共有