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地球環境科学概論

前期 火曜日 4講時 マルチメディア棟M206. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員(所属)/Instructor (Position): 境田 太樹、奥村 聡 所属:理学研究科. 対象学部/Object: 文系 保歯. 開講期/Term: 1セメスター. 科目群/Categories: 全学教育科目基盤科目-宇宙地球科学. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: ZFN-EAS101J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.

主要授業科目/Essential Subjects

各学部の履修内規または学生便覧を参照。

授業題目/Class Subject

サイエンスの視点から見る地球環境の変遷史、地球の形成進化史、現在の地球

授業の目的と概要/Object and Summary of Class

人間活動がグローバル化した現在,地球環境は,政治や経済,社会の営みと切り離すことはできない.そこで,科学の視点から地球の姿がどのように描かれるのかを知ることは,人間活動と地球環境の関わりを論ずる際に大いに役立つはずである.本授業では,地球環境を構成する大気・海洋・陸域の科学に関する入門的な講義を行う.また,地球史46億年の地球環境の変動史,地球を含む太陽系そのものの形成・進化史を概説する.以上を通して,変動する地球環境において,生命がどのように誕生し,気候変動とともにどのように進化してきたか,太陽系第三惑星としての地球がどのように誕生し,進化してきたかを理解し,思いもよらない組み合わせが新しい発想を生みだすことを学んでほしい.

学修の到達目標/Goal of Study

地球環境をとりまく諸問題を科学的な視点から的確にとらえるために必要な基礎的知識(大気・海洋・陸域の変化およびそれらの相互作用,過去の気候変動,太陽系における地球の位置づけなど)を学ぶ.

授業内容・方法と進度予定/Contents and Progress Schedule of the Class

今年度の講義は境田と奥村で担当する.講義の内容は以下の通りである.第1回~第8回は境田の担当回であり,第9回~第16回は奥村の担当回である.教員の都合により順序が入れ替わることなどがある.

第1回 海洋と大気に関するトピックス
第2回 重力と大気圧
第3回 太陽と地球の光と熱1(光・電磁波)
第4回 太陽と地球の光と熱2(温室効果)
第5回 気象の話1(大気の構造・気象と天気図など)
第6回 気象の話2(大気の循環)
第7回 海洋の話1(海水の組成・海洋の構造など)
第8回 海洋の話2(海洋の循環・波) 

第9回 導入:地球環境と社会の関係
第10回 太陽系の起源と地球の始まり
第11回 地球の内部構造と分化過程
第12回 プレートテクトニクスと火山活動
第13回 火山噴火のメカニズム
第14回 火山噴火事例
第15回 資源・鉱床・火山ガス
第16回 火山・地震の災害

成績評価方法/Evaluation Method

レポート及び小テストで評価する.

教科書および参考書/Textbook and References

  • もういちど読む数研の高校地学, 数研出版編集部, 数研出版 (平成26年) ISBN/ISSN: 9784410139598

授業時間外学修/Preparation and Review

地球環境について幅広く興味をもってもらうことが重要であると考えている.授業で扱える内容は様々な現象のごく一部である.授業内容にとらわれることなく,教科書はもちろん地球環境に関するテレビ番組やインターネット情報,一般書などに触れる機会を自ら増やすことを時間外学習として課す.

授業へのパソコン持ち込み【必要/不要】/Students must bring their own computers to class[Yes / No]

不要

その他/In Addition

質問などあればE-mail等で連絡して下さい.教員の居室等、詳細は授業中に伝えます.

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