後期 月曜日 ３講時 川北キャンパスＢ２０４. 単位数/Credit(s): 2. 担当教員(所属)/Instructor (Position): 大迫 章史 所属：東北学院大学. 対象学部/Object: 全（歯を除く）. 開講期/Term: ２セメスター. 科目群/Categories: 教職に関する科目-教職に関する科目. 履修年度: 2024. 科目ナンバリング/Course Numbering: QTL-EDU102J. 使用言語/Language Used in Course: 日本語.
各学部の履修内規または学生便覧を参照。
教育の社会、制度、経営に関する基礎的・基本的な事項を学校教育の観点から学ぶ。
本授業は、教育原理に引き続き、教育職員免許状取得にあたり、教育に関する基礎的・基本的な知識等を身につけ、これをもとに教育のあるべき姿を自ら考える力を身につけることを目的とする。
教育原理では教育の本質や目的に関する事項を中心に扱ったが、本授業では教育の制度と経営という科目の性格上、教育の社会的、制度的、経営的な内容を学校教育との関連で学んでいく。その際、焦点をできるだけ絞って各回のテーマを設定し、受講者の皆さんがそれぞれのテーマをじっくりと考えることができるような形で進める。とくに教育に関する社会的、制度的、経営的な事項を、公教育の理念とその制度、日本の学校制度のあり方と教育行政の関係、学校、生徒、教員に関連する教育関係法規を理解し、中学校・高等学校教員としての教職に求められる基礎的・基本的な知識等を身につけてもらいたいと考えている。授業内容の詳細は、下記の授業内容・方法と進度予定の欄を確認して下さい。
本授業の到達目標は、以下の5つである。
①公教育の理念と制度を理解している。
②教育を受ける権利・教育を受けさせる義務を学校教育との関係で理解し説明することができる。
③児童生徒・学校・教員に関する教育法規を理解し説明することができる。
④学校教育を主な対象にしながら教育行政の意義・機能・役割を理解し説明することができる。
⑤学校を中心とて現代日本が抱える教育制度に関わる課題を理解し、その解決方法を自ら考えことができる。
第１回：公教育の制度と理念を理解しよう－義務制・中立性・無償制の3原則－
第２回：戦前日本の教育・学校制度を理解しよう
第３回：戦後日本の教育改革と教育・学校制度のあり方を理解しよう
第４回：日本国憲法・教育基本法と教育を受ける権利・教育を受けさせる義務について考えよう
第５回：児童の権利に関する条約と学校教育の関係について考えよう
第６回：現代日本の教育・学校制度のあり方を理解しよう
第７回：学校に関わる教育関係法規を知ろう
第８回：学校教育法を中心に児童・生徒に関する法規を理解しよう
第９回：教職員をめぐる教育関係法規を知ろう
第１０回：学校における教育内容と教育行政の役割について考えよう
第１１回：教育政策と教育行政の関係について考えよう
第１２回：文部科学省・中央教育審議会を中心とした中央教育行政を理解しよう
第１３回：教育の地方分権と教育委員会の役割を中心とした地方教育行政を理解しよう
第１４回：現代日本における学校教育と学校安全について考えよう
第１５回：現代日本が関わる教育課題と教育制度改革を理解しよう
第１６回：試験
1.Let's understand the system and philosophy of public education:Three principles:obligation , neutrality, and free system
2.Let's understand Japanese education and school systems before WWⅡ
3.Let's understand Japan's Education Reform and the Education and School System after WWⅡ
4.Let's understand the Japanese Constitution, the Educational basic Law, the right to Education, and the duty to Education
5.Let's consider the relationship between the convention on the rights of the child and school education
6.Let's understand the education and school system in contemporary Japan
7.Let's learn about education-related laws and regulations related to schools
8.Let's understand the laws related to children and students in the school education Law
9.Let's learn about education-related laws and regulations concerning teachers and staff
10. Let's learn about the educational contents and the role of educational administration in school
11.Let's understand the relationship between educational policy and educational administration
12.Let's understand the central education administration led by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, the Central Education Council
13.Let's understand local education administration centered on the decentralization of education and the role of the Board of Education
14.Let's consider school education and school safety in contemporary Japan
15.Let's Understanding the educational issues and educational system reforms involving contemporary Japan
16.exam
以下の基準にもとづき、総合的に評価する。
①小テスト（毎回講義終了時）３０％
②中間レポート（１０回目の授業終了時）２０%
③試験（第１６回目の授業時実施）５０％
※中間レポートの採点基準は、ルーブリックの形で授業内で示す。
授業時間外学習については、以下のとおりである。
【予習】事前に図書館で参考文献を探し、毎回の授業で扱うテーマに関わる箇所を読んだり、授業で扱うテーマとの関係で自分が受けてきた学校教育を振り返ったりすることで、授業に対するイメージを自らもって授業に臨む。
【復習】授業の理解度を確認するため、毎回の授業終了時に実施される小テストを受験し、間違ったところを教科書や授業時に配付したレジュメ等を参照して復習する。また、必要に応じて授業担当者に質問し疑問等を解決する。
不要
上記「授業へのパソコン持ち込み」欄に記したように講義ではパソコンは使用しませんので、講義中は原則机上に出さないようにして下さい。携帯電話等はマナーモードか電源をオフにして、カバン等にしまい、机上には出さないようにして下さい。